2022.12.24
12月5日(現地時間4日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズが敵地キャピタルワン・アリーナへ乗り込み、ワシントン・ウィザーズ戦に臨んだ。
ウィザーズはエーススコアラーのブラッドリー・ビールがハムストリングの張りによって試合序盤にベンチへ下がるなか、クリスタプス・ポルジンギスが27得点9リバウンド2スティール、カイル・クーズマが古巣相手に26得点7リバウンド4アシスト2スティールと奮起。さらにダニエル・ギャフォードが19得点7リバウンド2ブロック、コーリー・キスパートが16得点、モンテ・モリスが14得点4アシストを残す。
だがこの試合でもレイカーズのADことアンソニー・デイビスが大爆発。ポルジンギスやキスパート相手にドライブから柔らかいシュートタッチでショットを成功。さらにレブロン・ジェームズやラッセル・ウェストブルック、デニス・シュルーダーとの連係から加点。
ペイントのショットやミドルレンジからのジャンパー、3ポイントシュートにフリースローと、圧巻のスコアリングショーで魅せたデイビスは、フィールドゴール成功率73.3パーセント(22/30)、3ポイントシュート成功率66.7パーセント(2/3)、フリースロー9本をすべて決め切り、いずれもゲームハイとなる55得点17リバウンド3ブロックと猛威を振るい、レイカーズを130-119の勝利へと導いた。
レイカーズではデイビスのほか、レブロンが29得点8リバウンド6アシスト、ロニー・ウォーカー四世が20得点、ウェストブルックが7リバウンド15アシスト、シュルーダーが8アシスト2スティールと続いた。
「今の俺たちは一丸になっている。ボールの両サイドですごくフォーカスできていた。俺たちはただ(相手との)差を縮めていこうとしているだけ」
試合後にそう口にしたデイビスは、3日のミルウォーキー・バックス戦でもフィールドゴール成功率66.7パーセント(18/27)で計44得点に10リバウンド4アシスト3ブロックを残しており、2戦連続でシーズンハイを更新。
『ESPN Stats & Info』によると、過去20シーズンで2試合のスパンで40本以上のフィールドゴールを沈めた選手は2人のみ。もう1人のコービー・ブライアント(元レイカーズ)は、2006年と2007年に記録している。
とはいえ、今シーズンのデイビスが驚異的な活躍を続けていることは間違いない。この試合を終えて、平均28.6得点12.8リバウンドにフィールドゴール成功率59.0パーセントはいずれもキャリアハイのペース。さらに2.6アシスト1.4スティール2.4ブロックを残し、獅子奮迅の働きを見せている。
そして試合後、デイビスは地元メディア『Spectrum SportsNet』へ「健康体なのが大きいね。支配してやるというマインドセットで立ち向かっている。すごくいい感じだし、すべてのショットに自信を持っている」とも語っていた。
レイカーズはウェスタン・カンファレンス12位の10勝12敗。だがここ10戦だけで見れば、イースタン・カンファレンス首位かつリーグトップのボストン・セルティックス(19勝5敗)、ウェスト1位のフェニックス・サンズ(16勝7敗)、同2位のニューオーリンズ・ペリカンズ(15勝8敗)と並び、リーグトップタイの8勝2敗という好成績を残している。
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