2023.01.09
キャリア20年目をプレーするロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが、現地12月30日に38歳の誕生日を迎える。
チーム最年長の大ベテランではあるものの、今シーズンもここまで27試合に出場して平均35.7分27.8得点8.1リバウンド6.6アシスト1.1スティールにフィールドゴール成功率49.8パーセントを残しており、その存在感は今もなおリーグ随一だ。
12月29日(現地時間28日、日付は以下同)に行われたマイアミ・ヒート戦後、レブロンはキャリアを終えるまでにどれほどのシーズンをプレーするかと聞かれ、このように話していた。
「分からないね。自分のマインドがキープできている限り、俺はちょっとの間でもこのレベルでプレーできる。だから、今は俺のマインド次第だ。マインドさえしっかりしていれば、俺の体は大丈夫だろう。自分の体をしっかりケアしていくし、プレーし続けていく」
現在、レイカーズはアンソニー・デイビスが右足のストレス損傷のため無期限の離脱となっており、その期間でチームは2勝5敗と黒星先行。そうしたなかで、レブロンは9試合連続でフィールドゴール成功率50.0パーセント以上を記録。
通算得点は3万7813得点で、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)が保持するNBA歴代最多の3万8387得点まで着実に迫っており、歴代1位となって新たな歴史が生まれるまで575得点まで迫っている。
そんなレブロンが、NBAキャリアのなかで最もフォーカスしていることは勝利にほかならない。
「俺は勝者であって、勝ちたいんだ。そして自分に勝利するチャンスを与えて、チャンピオンシップを何度も獲得するために競い合いたい。俺が常に抱いているパッションなんだ。オハイオ州アクロンから18歳でリーグ入りした俺にとって、それがずっとゴールになっている」
レイカーズは30日を終えた時点でウェスタン・カンファレンス13位の14勝21敗。プレーイン・トーナメント進出枠にいる10位のゴールデンステイト・ウォリアーズ(18勝18敗)とは3.5ゲーム、プレーオフ出場圏内にいる6位のフェニックス・サンズ(20勝16敗)とのゲーム差は5.5ある。
だが昨シーズンをウェスト11位の33勝49敗で終えたレイカーズ、そしてレブロンが、2シーズン連続のプレーオフ不出場を容認することなどありえない。
「俺はあとどれくらいプレーできるのか考えている。チーム戦績の面で、俺はこのレベルで自分のキャリアを終えたくないと思っている。今もチャンピオンシップ争いをしていく。それは自分にはどんなクラブであろうと正しいピースをもたらすことができるからだ」
レブロンはすでに4度の優勝を飾り、4度のファイナルMVPを獲得してきた。通算15度のプレーオフで、NBAファイナルには計10度も出場し、カンファレンス・ファイナルまで11度も勝ち上がってきた。
自身5度目の優勝を目指し、一線級でプレーできるコンディションを維持する男は、これから先も、まだまだコートに立って勝利を目指して戦い続けていくに違いない。
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