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2月4日(現地時間3日、日付は以下同)。ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングがトレードを要求していると『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。
昨夏プレーヤーオプションとなっていた今シーズンの契約を行使したカイリーは、今夏に制限なしフリーエージェント(FA)となる。だがネッツとの延長契約交渉が失敗になったことで、10日のデッドラインまでにトレードを望んでおり、もし実現できなければ、今夏に退団することになると『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者も報じている。
キャリア12年目のカイリーは、今シーズンここまで40試合に出場して平均37.0分27.1得点5.1リバウンド5.3アシスト1.0スティールにフィールドゴール成功率48.6パーセント、3ポイントシュート成功率37.4パーセント(平均3.3本成功)、フリースロー成功率88.3パーセントを記録。
20日にユタ州ソルトレイクシティで開催される「NBAオールスターゲーム2023」のファン投票では、イースタン・カンファレンスのガード部門でトップの446万7232票を獲得。選手投票で128票(1位)、メディア投票でも14票(4位)を手にしており、自身2年ぶり通算8度目のオールスター入りをスターター枠で飾っていた。
デッドラインまで約1週間に迫るなか、カイリーの移籍先候補として挙がっているのは、ロサンゼルス・レイカーズ、フェニックス・サンズ、ダラス・マーベリックスの3チーム。レイカーズのレジェンド、アービン“マジック”ジョンソンは「個人的に、“パープル&ゴールド”を身にまとったカイリーを是非とも見てみたいね」とツイート。
ネッツは3日を終えた時点でイースト4位の31勝20敗。ケビン・デュラントが右ヒザの内側側副靱帯を負傷して離脱後、チームは4勝7敗と負け越している。今夏にカイリーが見返りなしに移籍するのであれば、約1週間という限られた期間のなかで、トレードを成立させて戦力を維持させたいところだろう。
30歳のスコアリングガードが近日中に移籍となれば、ネッツだけでなく移籍先もロスターが大幅に入れ替わることになりそうだ。