2023.02.07
2月6日(現地時間5日、日付は以下同)。ブルックリン・ネッツとダラス・マーベリックスの2チーム間でトレードが合意に達したと『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。
同記者によると、このトレードによってネッツは4日にトレードを要求していると報じられたカイリー・アービングとベテランのマーキーフ・モリスがマブスへ、スペンサー・ディンウィディーとドリアン・フィニー・スミス、2029年のドラフト1巡目指名権、2本のドラフト2巡目指名権(2027、2029年)がネッツへ動くことになったという。
今シーズン、平均33.4得点8.9リバウンド8.2アシスト1.5スティールを記録するルカ・ドンチッチというスーパースターを擁するマブスは、5日を終えた時点でウェスタン・カンファレンス6位の28勝26敗。このドンチッチに次ぐ“スター選手”の獲得を狙っていたマブスは、今年も含めてオールスター選出8度を誇るカイリーというスコアリングガードを獲得。
A new duo in Dallas 🤠 pic.twitter.com/xGcIGvpv7C
— SportsCenter (@SportsCenter) February 5, 2023
マブスのニコ・ハリソンGM(ゼネラルマネージャー)は、ナイキ時代にカイリーと共に過ごした過去があり、ジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)もこのトレードを支持していたという。
また、マブスはトレードでカイリーを獲得する前の時点で、ドンチッチへ相談していたとNBAインサイダーのマーク・スタインが報道。カイリーとしても、ドンチッチとプレーできることで“有頂天”になっており、“楽しみ”にしていると『Bleacher Report』のクリス・ヘインズ記者が報じている。
30歳のカイリーは今シーズン、平均27.1得点5.1リバウンド5.3アシストを誇るリーグ最高級のスコアリングガードで、変幻自在のボールハンドリングと高精度なシュート力、さらには抜群の勝負強さを兼備。
33歳のモリスは、キャリア12年目のベテランフォワード。今シーズンはここまで27試合(うち先発は1試合)の出場で平均10.6分3.6得点2.2リバウンドを残しており、カイリーとモリスはいずれも今シーズン終了後に契約が満了し、制限なしフリーエージェント(FA)となる。
一方、約2シーズンぶりにネッツへ帰還となったディンウィディーは、マブスで53試合に先発出場して平均34.1分17.7得点3.1リバウンド5.3アシストに3ポイントシュート成功率40.5パーセント(平均2.6本成功)を残す29歳のコンボガード。
ドラフト外からマブス入りし、先発パワーフォワードとして活躍してきたフィニー・スミスは、今シーズン40試合の出場で平均32.2分9.1得点4.7リバウンド1.5アシスト1.0スティールを記録する201センチ99キロの29歳。
ディンウィディーの契約は2023-24シーズンまで、フィニー・スミスは2024-25シーズン終了後にプレーヤーオプションを破棄すれば制限なしFAになることができる。
ただ、イースタン・カンファレンス4位の32勝20敗を残しながらカイリーという得点源を放出したことで、ネッツは10日のトレードデッドラインを前にさらに動く可能性がありそうだ。
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