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2月13日(現地時間12日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズは、10日に成立した4チーム間トレードを破談にせず、承認したと『ESPN』、『The Athletic』が報じた。
デッドライン当日の10日。ウォリアーズは4チーム間トレードでジェームズ・ワイズマンをデトロイト・ピストンズへ放出し、ポートランド・トレイルブレイザーズからゲイリー・ペイトン二世を獲得。
だが翌11日の身体検査でペイトン二世がコアマッスルを負傷しており、2、3カ月の欠場になる可能性があると『The Athletic』が報道。13日までにこのトレードを承認するか破談にするかの選択を迫られていたウォリアーズは、最終的に乗り越え、ペイトン二世を獲得するトレードを完遂することとなった。
昨シーズン、ローテーションプレーヤーの一員としてウォリアーズの優勝に大きく貢献したペイトン二世は、昨年夏にフリーエージェント(FA)となってブレイザーズへ移籍。7月にコアマッスルの手術を受け、開幕から35試合連続で欠場していた。
今年1月3日のピストンズ戦でブレイザーズデビューしたペイトン二世は、ここまで計15試合の出場で平均17.0分4.1得点2.6リバウンド1.5アシスト1.1スティールにフィールドゴール成功率58.5パーセントを記録。だが『The Athletic』は、ブレイザーズはペイトン二世が痛みを抱えながらプレーしてきたと報道。さらに、ブレイザーズのトレーニングスタッフはペイトン二世へ痛み止めの注射(トラドール/非ステロイド系の消炎鎮痛薬)をし、強引に押し通していたとし、ウォリアーズ側へトレード交渉の際にこのことを伝えていなかったと記されていた。
もっとも、ブレイザーズのジョー・クローニンGM(ゼネラルマネージャー)は、11日に「選手の安全は私たちにとって非常に重要で、リーグでもものすごく重要なことです。彼はプレーしていました。(コアマッスルの問題を)クリアしていました。我々は彼がプレーしていた時は健康体だったと自信を持っています」と語っており、翌12日にはペイトン二世の代理人を務めるアーロン・グッドウィンが「ポートランドで試合へ出場するために、私のクライアントがトラドールの注射を打ったことなどない」と『Bleacher Report』へ話しており、真相は明らかになっていない。
そのため、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者はNBAがウォリアーズ側から苦情を受けたと13日に報道。『EPSN』も、ウォリアーズ側はトレードの交渉をしていく過程で、ブレイザーズがペイトン二世のステータスを知らせずにいたと受け止めているとし、今後ブレイザーズにはドラフト指名権のはく奪あるいは罰金を科される可能性があると報じている。
古巣復帰を飾ったペイトン二世が、具体的にどれほどの期間を離脱しなければならないかは現時点で発表されていない。レギュラーシーズン終了まで欠場なのか、その後プレーオフ期間中に復帰は可能なのかが気になるところだ。
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