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今シーズン、17年ぶりのプレーオフ返り咲きを目指すサクラメント・キングスは、3月10日(現地時間9日、日付は以下同)のニューヨーク・ニックス戦を122-117で制して2連勝を飾った。
これでキングスはオールスターブレイク後に7勝1敗と、イースタン・カンファレンスならびにリーグベストの48勝18敗を誇るミルウォーキー・バックスと並んでリーグベストタイの戦績で突っ走っている。
この勝利で39勝26敗としたキングスは、メンフィス・グリズリーズとゲーム差なしながら、タイブレイク方式でウェスタン・カンファレンス2位へ浮上。これは2003-04シーズン以来初となった。
ニックス戦ではドマンタス・サボニスが2試合連続となるトリプルダブル(24得点13リバウンド10アシスト)、最終クォーターに15得点を奪ったディアロン・フォックスが計23得点7アシスト4スティールと両輪が活躍。さらにマリーク・モンクが19得点5リバウンド5アシスト、トレイ・ライルズが16得点6リバウンド、ケビン・ハーターが14得点、キーガン・マレーが11得点6リバウンド2スティール、ハリソン・バーンズが10得点をマーク。
マイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)の下、今シーズンのキングスはオフェンシブ・レーティングでリーグベストの118.6を残しているのだが、球宴後はその数値が127.6まで上昇。
サボニスが平均20.5得点12.9リバウンド8.0アシスト、フォックスも同31.2得点3.8リバウンド7.3アシストと、オールスターデュオが球宴後にシーズン平均を上回るスタッツを残してチームを引っ張っているのも見逃せない。
キングスはアウェーの戦績でウェストトップの18勝13敗を記録しているほか、第4クォーターあるいは延長残り5分で5点差以内というクラッチ シチュエーションでもウェスト2位(リーグ6位)の21勝14敗と勝ち越しており、その時間帯におけるオフェンシブ・レーティングでもリーグトップの129.4と、2位のデンバー・ナゲッツ(117.3)を大きく引き離していることも特筆すべきだろう。
2006年を最後にプレーオフから遠ざかっていたキングスが、ウェスト上位の好成績でポストシーズン進出を決めることは、ほぼ確実と言っていいのではないだろうか。