2023.03.27

昨季セルティックスの指揮官を務めたイメ・ユドーカが今夏新たなチームと契約か?

今後の去就が注目されているユドーカ[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 3月27日(現地時間26日、日付は以下同)。昨シーズンにボストン・セルティックスで指揮官を務めたイメ・ユドーカが、来シーズンにNBAチームのヘッドコーチ(HC)として戻ってくる可能性があると『Heavy』が報じた。

 チームのポリシーに違反したことで、ユドーカは昨年9月23日にセルティックスから2022-23シーズンの活動停止処分を科されていた。その後チームはジョー・マズーラ暫定HCの下で今シーズンを迎え、2月17日に正式なHCへ昇格させていた。

 ユドーカはこれまでグレッグ・ポポビッチHCの下、サンアントニオ・スパーズで7シーズン、フィラデルフィア・セブンティシクサーズで1シーズン、ブルックリン・ネッツで1シーズン、アシスタントコーチ(AC)を務めた経験があり、昨年11月にネッツがスティーブ・ナッシュ前HCを解任した際、その後任候補に挙がっていたのだが、ネッツはジャック・ボーンACが指揮官へ昇格。

 すると同メディアは、NBAの情報源から得たものとして、ニック・ナースHCが今シーズン終了後にトロント・ラプターズと決別するかもしれないと報じ、リーグのエグゼクティブはその後任候補としてユドーカに関心を持つかもしれないと報道。

 さらに、今シーズン終了後の時点でユドーカが就任できる状況であれば、ヒューストン・ロケッツがスティーブン・サイラスHCと決別して獲得に動くかもしれないという。

 現役時代にユドーカを計3シーズン指導し、ACとしても見てきたポポビッチHCは「彼にとっては難しい状況だ。彼がまた(コーチとして)立ち直り、ホームを見つけることが私の願いだ」と話している。

 27日を終えた時点で、ナースHCが指揮するラプターズはイースタン・カンファレンス9位の37勝38敗で、プレーイン・トーナメントへ参戦可能な位置にいる。

 その一方で、ロケッツはウェスタン・カンファレンス最下位の18勝57敗。サイラスHCが就任後、ロケッツは3シーズン連続でウェスト15位に低迷している。