2023.04.09

ウェスト2位のグリズリーズに痛手…先発センターのアダムズがプレーオフ全休か?

先発センターのアダムズが残り試合全休へ[写真]=Getty Images
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 4月9日(現地時間8日、日付は以下同)。メンフィス・グリズリーズスティーブン・アダムズが、右ヒザのケガのためポストシーズンも全休することになりそうだと『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。

 グリズリーズの先発センターは、今年1月23日に行われたフェニックス・サンズ戦の終盤にルーズボールダイブをした際に右ヒザの後十字靭帯を捻挫したことで戦線離脱。

 当初チームは3~5週間を欠場すると発表。その後アダムズは約1カ月前に幹細胞の注射をしたことで、レギュラーシーズン残り試合の全休となり、プレーオフも出場できない見込みとなった。

 51勝30敗のグリズリーズは、すでにウェスタン・カンファレンス2位の座を確定しており、10日にオクラホマシティ・サンダーとのアウェーゲームを終えると、16日から始まるプレーオフのファーストラウンドで、第7シードのチームと対戦することとなる。

 211センチ120キロのアダムズは、チーム在籍2年目のビッグマン。今シーズンは平均27.0分8.6得点11.5リバウンド2.3アシスト1.1ブロックにフィールドゴール成功率59.7パーセントを残すも、自己最少の出場試合数(42)に終わった。

 グリズリーズはアダムズに加え、すでにブランドン・クラークが左足アキレス腱の断裂で今シーズン絶望となっており、昨シーズンの躍進を支えてきた主要ビッグマン2人を欠くことに。

 チームはアダムズ離脱後、ゼイビア・ティルマンSr.が主に先発センターに入っており、8日のミルウォーキー・バックス戦では先発パワーフォワードのジャレン・ジャクソンJr.をセンターに据え、ジャ・モラント、デズモンド・ベイン、ディロン・ブルックスルーク・ケナードという4人のペリメータープレーヤーで先発陣を形成していた。

 なお、チームは9日にルーキーガードのケネディ・チャンドラーをウェイブ(保有権を放棄)し、2ウェイ契約を結んでGリーグの新人王に選ばれたケネス・ロフトンJr.と4年700万ドル(約9億2400万円)の本契約を締結したと『ESPN』が報道。

 この契約によって、ロフトンJr.はプレーオフへ出場できる資格を手にした。今後はジャクソンJr.とティルマンSr.、サンティ・アルダマ、デイビッド・ロディ、ジェイク・ラレイビアとともにフロントコートで控えを務めることになる。

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