2023.07.05

サンズ加入の渡邊をGMが語る「雄太はリーグでベストな3ポイントシューターの1人」

攻防両面でGMから評価されている渡邊[写真]=Getty Images
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 7月5日(現地時間4日、日付は以下同)。フェニックス・サンズはケイタ・ベイツ・ジョップ、ドリュー・ユーバンクス、チメジー・メトゥ、渡邊雄太の入団を発表した。

 この4選手は1日のフリーエージェント(FA)選手たちとの交渉解禁初日に移籍と報じられており、本来はこの日もフリーエージェンシー モラトリアム(契約合意になっても正式契約とはならない)なのだが、ミニマム(最低年俸)の契約を結んだため、7日のFA契約解禁を前に発表となった。

 サンアントニオ・スパーズから加入したベイツ・ジョップは203センチ103キロのフォワード、ポートランド・トレイルブレイザーズから加わったユーバンクスは206センチ111キロのセンター、サクラメント・キングスから移籍したメトゥは206センチ102キロのフォワードで、ブルックリン・ネッツからサンズ入りした渡邊は206センチ97キロのフォワード。

 サンズのジェームズ・ジョーンズGM(ゼネラルマネージャー)は、リリースのなかで「ケイタ、ドリュー、チメジー、雄太の加入は我々の層の厚みにつながります。それぞれがチャンピオンシップ獲得を目指す我々に役立つことでしょう」と語り、28歳の日本人フォワードについてはこのように評していた。

「雄太はリーグでベストな3ポイントシューターの1人であることを証明してきました。そして複数のポジションをガード可能なサイズと能力が備わっています」

 昨シーズンの渡邊は、58試合の出場で平均16.0分5.6得点2.4リバウンドに3ポイントシュート成功率44.4パーセント(平均1.0本成功)という高確率を残し、自己最高のシーズンを送ってきた。

 サンズにはネッツで昨シーズン途中までチームメートだったケビン・デュラントに加え、デビン・ブッカーブラッドリー・ビールというリーグ最高級のスコアラーが3人もそろっており、攻防両面で献身的なプレーを見せる渡邊は彼らといい組み合わせになることだろう。

 ドラフト外からサマーリーグでチャンスをつかみ、これまでメンフィス・グリズリーズ、トロント・ラプターズ、ネッツでプレーしてきた渡邊は、新天地サンズでNBAキャリア6年目を迎える。

 サンズはこの3選手と新加入選手たちに加え、ビッグマンのディアンドレ・エイトン、ガードのキャメロン・ペイン、フォワードのイシュ・ウェインライト、ビールのトレードでジョーダン・グッドウィンとアイザイア・トッドも獲得し、エリック・ゴードンとも契約合意と報じられており、リーグ屈指の豪華戦力を有している。

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