2023.08.03

レブロンやデュラントと練習…ドラ1候補の現役高校生AJ・ディバンサとは

注目の逸材がレブロン(写真)をはじめとしたNBAスター選手とトレーニング [写真]=Getty Images

 スクート・ヘンダーソン(ポートランド・トレイルブレイザーズ)やブランドン・ミラー(シャーロット・ホーネッツ)など、2023-24シーズンもアメリカ出身ルーキーたちの活躍に期待は膨らむ一方だが、バスケットボール大国はアンダー世代も豊作ぞろいだ。

 現役高校生では『Class of 2025』のキャメロン・ブーザー(クリストファー・コロンバス高校)とクーパー・フラッグ(モントバード・アカデミー)に注目が集まる。しかし、彼らの一つ下の世代で頭角を現したAJ・ディバンサ(プロリフィック・プレップ)もまた、未来の逸材として名を知らしめ始めている。

 現在16歳のディバンサは、エリートが集結する「ナイキ・ピーチ・ジャム」で1試合平均25.8得点のモンスタースタッツを残し、“最高の高校生プレーヤー”の1人に名を連ねた。『ESPN』は、『Class of 2026』でこのマサチューセッツ出身のフォワードを1位にランキング。また、6月にメキシコで開催された「FIBA アメリカ州U-16チャンピオンシップ」でもその得点能力を遺憾なく発揮し、アメリカ代表の金メダル獲得に貢献した。

 ディバンサにはすでにNCAAの強豪校が関心を示しており、そのリストにはコネチカット大学、アラバマ大学、ジョージア工科大学などが含まれている。このまま順風満帆な成長を続ければ、200センチの有望株は自身が望む大学に進学できるだろう。

 しかし、ディバンサはすでにその先にあるバスケットボールの最高の舞台を見据えているのかもしれない。若き才能は最近、立て続けにオールスタープレーヤーとのワークアウトに励む様子が報じられた。

 ボストン・セルティックスの大ファンであるディバンサは、7月下旬にジェイソン・テイタム(セルティックス)が主催するキャンプに参加。このイベントにはテイタムのほか、ブラッドリー・ビール(フェニックス・サンズ)、パオロ・バンケロ(オーランド・マジック)など豪華メンバーがコーチを務めたことでも話題となったばかりだ。

『Forbes』によると、スクリメージではディバンサの所属チームが2度、テイタムのチームを打ち負かしたという。視察に訪れていた某NBAスカウトも「AJは信じられない存在だ」と、ポテンシャルを手放しに称賛した。

ディバンサが憧れるジェイソン・テイタム [写真]=Getty Images

 ディバンサは、憧れのテイタムからもいくつかアドバイスを受け取ったようだ。

「頭を水平に保ち、高くなりすぎず、低くなりすぎず、忠実に任務を遂行する大切さを教えてくれました。もっとシンプルに、ただ自分の位置に着くだけで、ドリブルをしすぎないようにとも言われました。(テイタムには)以前も会ったことがあるので、緊張はしなかったけれど、僕はほかでもないオールNBAのファーストチームに選出された彼から助言を受けました。そのような選手からアドバイスをもらえるのは、素晴らしいことです」

 プロリフィク・プレップに在籍する16歳がともにプレーしたのは、テイタムのキャンプに参加した選手のみではない。彼は、NBAの頂点に君臨するケビン・デュラント(サンズ)やレブロン・ジェームス(ロサンゼルス・レイカーズ)とも時間をともにした。

 お気に入りの選手であるデュラントからは「集中し続け、ゲームを簡単にするように」との助言を受け取ったようだ。一方、“キング”は息子のブロニー・ジェームズ(南カリフォルニア大学進学)が心停止で生命の危機に直面した直後にもかかわらず、「トレーニングしよう」と言い、自身との約束を守ってくれたという。

「(レブロンは)僕のことを気にかけてくれました。通常のトレーニングでしたが、いい内容でした。レブロンと一緒に練習できること以上に有意義な時間はありません。練習ではただ、彼がどれだけ勤勉に働くかを背中で示してくれました。動き方についてもアドバイスをもらい、より低く、バランスを保つためにベースを強化するようにとも言われました」

 未だ成長の過程にあるディバンサ。どこからでも得点できるスキルセットを有していながらも、アンセルフィッシュで仲間を活かすことも厭わないプレースタイルからはスターの器を感じさせる。ドラフトにエントリーする頃には、その評判はザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)やビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)をも凌ぐものになっているかもしれない。

文=Meiji

BASKETBALLKING VIDEO