8月15日（現地時間14日、日付は以下同）。アメリカのスポーツ専門局『ESPN』は、NBAのトップ放送チームにドリス・バーク、ドック・リバースが加わると発表した。

　これまで、トップ放送チームでは実況のマイク・ブリーンと複数のNBAチームで指揮を執った経験を持つジェフ・バン・ガンディ、マーク・ジャクソン（元インディアナ・ペイサーズほか）が務めていた。

　だが同メディアは今夏に会社都合でバン・ガンディとジャクソンを解雇。2023－24シーズンからは、バークが女性初のゲームアナリストとして、そして元NBA選手で豊富なコーチ経験を持つリバースがアナリストとなって、実況のブリーンとチームを形成していく。

　リバースは現役時代にポイントガードとしてアトランタ・ホークスやニューヨーク・ニックスなどで計13シーズンをプレーし、レギュラーシーズン通算864試合で平均10.9得点3.0リバウンド5.7アシスト1.8スティールを記録。ホークス在籍時の1987－88シーズンにはオールスターに選ばれた。

　1999－2000シーズンからヘッドコーチ（HC）となり、これまでオーランド・マジック、ボストン・セルティックス、ロサンゼルス・クリッパーズ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズで指揮を執り、2008年にセルティックスで優勝を経験。

　2007－08から2022－23まで16シーズン連続で勝率5割超えを達成していたのだが、昨シーズン終了後にシクサーズから解任されていた。

　そして同日。『ESPN』は、元代理人で昨シーズンまでゴールデンステイト・ウォリアーズのバスケットボール運営部代表兼ゼネラルマネージャー（GM）を務めてきたボブ・マイヤーズがスタジオ・アナリストとして加入することも発表。

　マイヤーズはウォリアーズのフロントとして2度の最優秀エグゼクティブ賞を受賞し、計4度の優勝を飾った実績を持つ。リバース、マイヤーズがこれまで経験してきたことのうち、公に出していなかった秘話を明かすことになるかもしれない。