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7月1日(現地時間6月30日、日付は以下同)。アメリカのスポーツ専門局『ESPN』は、スポーツ放映に関わってきた20名を会社都合で解雇。そのなかには長年NBAアナリストを務めてきたジェフ・バン・ガンディも含まれていた。
そして8月1日にはバン・ガンディの相棒としてアナリストを務めてきたマーク・ジャクソン(元インディアナ・ペイサーズほか)も会社都合で解雇となり、選手が重要なショットを決めた後の“Bang!”でおなじみの実況アナウンサー、マイク・ブリーンとのトリオは解散に。
するとジャクソンは自身のインスタグラムアカウントでショックを受けたことを明かしつつ、このように感謝の思いを綴っていた。
「私は『ESPN』、そして15年以上にわたって私を組織の一員として加えてくれた『NBA ESPN』のみんなに感謝している。それに家で試合を見てくれたNBAファンの皆さんにも御礼を言いたい」
今シーズン、『ESPN』のトップ放送チームはブリーンの傍でドリス・バーク(昇格)、そして昨シーズンまでフィラデルフィア・セブンティシクサーズで指揮を執っていたドック・リバースを雇って新たな3人で臨むこととなった。
現地メディア『NEW YORK POST』によると、当初ジャクソンはマーク・ジョーンズとともに“Bチーム”入りすることも熟考されていたのだが、『ESPN』はそのスポットにJJ・レディック(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)、リチャード・ジェファーソン(元ニュージャージー・ネッツほか)を加えることになったという。
ジャクソンとリバースは、いずれもNBAで10年以上もプレーし、オールスター選出経験もあるポイントガード。引退後はどちらもNBAチームのヘッドコーチ(HC)を務めたのだが、ジャクソンからリバースへ“入れ替わる”のは2回目となる。
1992: Doc Rivers replaces Mark Jackson on Knicks
2023: Doc Rivers replaces Mark Jackson at ESPN pic.twitter.com/WTagUf2uHM
— New York Basketball (@NBA_NewYork) July 31, 2023
ニューヨーク・ニックスでNBAデビューを飾ったジャクソンは、1988年に新人王にも輝いた技巧派ポイントガードとして活躍したのだが、1991-92シーズン終了後にトレードでニックスを退団。
1992年9月23日に成立した3チーム間トレードで、ジャクソンはクリッパーズへ移籍し、その代役としてニックス入りしたのはほかならぬリバースだった。
今回、『ESPN』が下した決断は、約31年の月日が流れて再び訪れた交代劇となった。今シーズンは、リバースがNBAアナリストとしてどのような仕事ぶりを見せてくれるかも注目していきたい。
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