2023.09.13
現在沖縄で開催中のバスケW杯、意外と盛り上がってますね!
これもひとえに今まで世界じゃ話にならんレベルだった日本の大躍進があってのことです。あの劇的な逆転勝利を見て「バスケおもしれー!」となっている国民の皆さまも多いのではないかと思います。スラムダンクが好きだった僕たちが見たかったのはやっぱり「あんなデカイやつらに勝てるわけねえんだ…」ということを思い出させる進撃の巨人バスケじゃなく、こういう熱い闘志をむき出しにしてジャイアントキリングを成し遂げるバスケですよね。
そんで僕もこれから沖縄に行ってくるんですが、実は一番の目的は日本ではありません。日本戦も見るんですが、一番の推しはスロベニアのドンチッチです。
ルカ・ドンチッチといえばNBA好きなら知らない人はいない、現代バスケのスーパースターです。6フィート7インチ(201センチ)を超える長身でありながら、ポイントガードのポジションをこなす圧倒的なスキル。16歳でプロデビューしヨーロッパで圧倒的な実績を残した「神童」で、NBAでも若くしてトッププレイヤーの1人にのしあがった正真正銘の天才です。すでにその実力と名前の面白さはNBAでも五指に入ると言ってもいいかもしれません(主に後者)。
僕がNBAを見始めたのはちょうどダラス・マーベリックスでレジェンドのダーク・ノビツキーが引退し、まだほっぺたピンクなキッズのドンチッチが「オレの時代…!」みたいな顔して元気に王様をやり始めたころでした。バスケというと黒人がビョーンとジャンプしてドカーンとダンクするフィジカルゲーなイメージがあった僕は、そんなむちゃくちゃスピードがあるわけでもないのにぬるぬるしたドリブルで相手をかわして得点を量産していくドンチッチを見て「なんやこいつおもろ」と思ってファンになりました。
それから数年、マブスおよびドンチッチを追いかけながらNBAを楽しんできました。そんなドンチッチが日本で見れるというのだから行くしかない! 今見ないと死ぬかもしれない!(というか実際に死にかけた) ってことで沖縄に行くことになりました。
まあ地上波でスロベニア戦はやらないのでDAZNとか入ってない人はほぼ見る機会ないかもしれませんが、これを機にドンチッチのここだけはぜひ覚えてほしいという魅力を皆さんにプレゼンしてみたいと思います。
■笑顔が魅力的ですぐキレる
ドンチッチといえば笑顔が魅力です。2020年のライジングスターズ(若手選手のオールスター)で同期のヤング君とじゃれあってるこちらなどはキュートな笑顔が弾けていてとてもステキです。この試合はほぼお遊びなのもあって、ドンチッチが爆笑しながら鋭いドライブをキメるなどのおもしろシーンが満載で僕も思わず笑顔になりました。
こういうとこだけ見ると「わーすごくバスケを楽しんでる選手なんだステキ」という印象を受けますが、実はめちゃくちゃキレやすいことでも有名です。ちょっとうまくいかなかったりするとすぐ不機嫌になって審判に「ファウルだろうが!」みたいな文句ばっかり言うのでとんでもねー頻度でテクニカルファウルのお叱りを受けており、そのたびにマブスファンからは「イラチッチ」「キレチッチ」などのあたたかい声援が飛んでいます。
■フリースローが下手
ドンチッチはシュートが上手です。ボディバランスがいいので単純なスピードではなく緩急で相手をかわすのに長けており、難しい体勢からでもシュートを決めることができます。ステップバックからの3ポイントも代名詞になっており、要所で見せる見事なプレーの数々は「ルカ・マジック」と呼ばれています。
そんだけシュートうまいのになぜかフリースローは下手です。これはバスケあるあるみたいなもので、レブロンとかもなんでもできるのにフリースローだけ下手だったりしますが、ドンチッチ率いるマブスはなぜかチーム全体でフリースローの確率が悪く、他のチームでフリースローうまかったやつもマブスに来るとなぜかフリースロー入らなくなったりするので「青の呪い」とか言われたりします。
■すぐ太る
シーズンが終わるとお菓子を食べすぎちゃうのか知りませんが、オフが明けると毎シーズンすげえ太って帰ってくることでも有名です。体がでけーのでガードなのにインサイドに体で相手を押してグイグイ入っていくプレーも得意なのですが、よく「横綱相撲」などと称賛されています。今シーズンはNBA終わってからもこのW杯あるのでわりと痩せてる。
■歌が下手
スポーツ万能イケメン高身長大金持ちと全てを兼ね備えた感じで気に食わない人もいるかもしれませんが、歌は下手です。これが一番いいところまであるかもしれませんね。
まだいろいろあるっちゃあるのですが、あんまり褒めすぎてもドンチッチのためにならないのでこのへんにしておきます。スロベニア代表でNBAスターのルカ・ドンチッチ。よかったら名前だけでも覚えて帰ってください。
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