2023.11.14
9月10日、フィリピンのモール・オブ・アジア・アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の決勝戦が開催。ドイツ代表がセルビア代表を下して、悲願の初優勝を飾った。
今大会のMVPに輝いたのはドイツ代表の絶対的エースであるデニス・シュルーダー(トロント・ラプターズ)。1次ラウンドではオーストラリア戦で30得点8アシスト4スティールと躍動すると、2次ラウンドのスロベニア戦では24得点10アシストのダブルダブル。さらに、決勝の大舞台でも28得点をマークした。シュルーダーは平均19.1得点6.1アシストを挙げ、チームを無敗の8連勝で世界の頂点に導いた。
オールスター5には、MVPのシュルーダーに加え、セルビアの準優勝に大きく貢献したボグダン・ボグダノビッチ(アトランタ・ホークス)や、平均24.5得点6.4リバウンド6.4アシストを挙げ、カナダを銅メダルに導いたシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)が名を連ねる。
さらに、アメリカ代表の若きエースとして奮闘したアンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、スロベニアのエースとして平均27.0得点7.1リバウンド6.1アシストのハイパフォーマンスを披露したルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)がオールスター5に選ばれた。
また、アメリカとの3位決定戦で39得点と爆発したカナダのディロン・ブルックス(ヒューストン・ロケッツ)は、最優秀守備選手賞に選出。さらに、ライジングスター賞にはオーストラリアのジョシュ・ギディー(サンダー)が輝いた。21歳以下で4試合以上出場した選手から選ばれる同賞だが、ギディーは若干20歳ながら、平均19.4得点5.0リバウンド6.0アシストとチームをけん引した。
今大会ではワールドカップ初出場のラトビア代表が5位に入る快進撃を見せたことも印象的だった。指揮官のルカ・バンキ氏は、ワールドカップ予選前にヘッドコーチに就任すると、チームを21勝3敗に導き、今大会の最優秀ヘッドコーチ賞に選ばれた。
さらに、平均12.4得点7.4アシストを記録したラトビアのアルトゥルス・ザガースは、オールセカンドチームに選出。23歳の司令塔は、最終リトアニア戦で大会新記録の17アシストをマークしながら、ターンオーバーを犯さずに試合を終える驚異のパフォーマンスを披露した。
今大会の個人賞一覧は以下のとおり。
■MVP
デニス・シュルーダー(ドイツ)
■オールスター5
デニス・シュルーダー(ドイツ)
ボグダン・ボグダノビッチ(セルビア)
シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(カナダ)
アンソニー・エドワーズ(アメリカ)
ルカ・ドンチッチ(スロベニア)
■オールセカンドチーム
アルトゥルス・ザガース(ラトビア)
シモーネ・フォンテッキオ(イタリア)
ヨナス・バランチュナス(リトアニア)
ニコラ・ミルチノフ(セルビア)
フランツ・ワグナー(ドイツ)
■最優秀守備選手賞
ディロン・ブルックス(カナダ)
■ライジングスター賞
ジョシュ・ギディー(オーストラリア)
■最優秀ヘッドコーチ賞
ルカ・バンキHC(ラトビア)
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