2023.10.09

サンズのフランク・ボーゲル新HCが渡邊雄太のプレーを賞賛…「攻防両面で素晴らしかった」

今季からサンズの指揮官を務めるボーゲルHC[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 10月9日(現地時間8日)、フェニックス・サンズはプレシーズンゲーム初戦でデトロイト・ピストンズと対戦。試合はオーバータイムにもつれる激戦となったが、130-126でサンズが勝利をつかみ取っている。

 今シーズンからサンズの一員としてプレーする渡邊雄太は第1クォーターから登場し、3ポイントシュートやジャンパーで軽快に得点。守備やリバウンドでも気を吐くと、延長戦では重要な局面でフローターを決め切り、チームの勝利に貢献した。

 ケビン・デュラントデビン・ブッカーブラッドリー・ビールら先発メンバーの出場時間を15分前後にとどめた一方、主力陣のローテーションにも組み込まれた渡邊はチーム最長の30分24秒のプレータイムをマーク。10得点5リバウンド1アシスト2スティールとオールラウンドな活躍を見せている。

マルチなパフォーマンスでチームを支えた渡邊[写真]=Getty Images

 持ち前のシュート力と献身性でサンズに勝利をもたらした渡邊に、今シーズンからチームを率いるフランク・ボーゲルヘッドコーチは好印象を受けたようだ。現地メディア『ClutchPoints』のトレバー・ブース氏によると、ボーゲルHCは渡邊のプレーを「素晴らしかった」と賞賛したという。

「彼は延長戦でいい流れを作ってくれた。前半はオフェンスよりディフェンスで良い動きをしていたように感じたけど、本当に彼はいつも適切なポジションにいるね。戦術も理解しているし、攻防両面で素晴らしいプレーだったと思う」

 その象徴とも言えるのが、延長戦の残り約3分で見せたプレーだろう。トップでスクリーンを受けた渡邊は、自身より体格の優れたマービン・バグリー三世にマークを変え、ゴール下へのパスをスティール。直後のオフェンスでは相手の守備が整う前にドライブを選択し、見事にフローターを決めて4点のリードとした。

 プレシーズンゲームの1戦目を終え、早速指揮官に好印象を与えた渡邊。次戦では昨シーズン王者のデンバー・ナゲッツをホームで迎え撃つが、ぜひとも渡邊にはピストンズ戦を上回るような活躍で、ボーゲルHCからの評価を勝ち取ってもらいたい。

BASKETBALLKING VIDEO