2023.12.18

八村塁が大谷翔平のドジャース加入を歓迎「LAには大きな日本人コミュニティがある」

LAを拠点とする八村塁と大谷翔平[写真]=Getty Images

 大谷翔平ロサンゼルス・ドジャース移籍は、現在のスポーツ界で最もホットなトピックのひとつだ。現地での熱狂度が日本のそれを上回ることは容易に想像がつき、ドジャースは8度目のワールドシリーズ優勝に大きな期待が寄せられている。

 メディアは、ロサンゼルス・レイカーズに所属する八村塁にもマイクを向け、同じ日本人選手が最寄りの球団に移籍することについてコメントを求めた。

 レイカーズで2シーズン目を迎えた背番号28は、大谷のドジャース移籍を「本当に大きな出来事」とし、率直な感想を述べている。

「(大谷選手は)日本ではもちろんですが、彼は世界的な選手です。ご存知のように、彼は現在、世界最高の選手だと思います。野球は日本でも最大級のスポーツです。今、誰もが彼のことを話題にしていますね。ロサンゼルスには、大きな日本人コミュニティがあります」

「彼は長い間、この移籍を望んでいたのかもしれません。僕も同じ気持ちです。ロサンゼルスには大きな日本人コミュニティと、アジア人コミュニティがあります。それは僕らにとって良いことで、よりアットホームに感じることでしょう。日本にとっても良いことだと思います。素晴らしい環境になるといいですね」

 大谷と八村は、まだ八村がワシントン・ウィザーズに在籍していた2019年に『ステイプルズ・センター(現クリプト・ドットコム・アリーナ)』で撮影された2ショットが大きな話題を呼んだ。レイカーズの公式SNSも大谷の移籍にともない当時の写真をシェアし、キャプションには「あれから4年」のコメントを添えて、大谷のドジャース加入を歓迎している。

 また、インシーズン・トーナメント中のインタビューでも、八村は大谷移籍に言及していた。

「大谷選手がロサンゼルスを代表する選手になれることを願っています。ロサンゼルスには良いスポーツチームがたくさんあります。日本では野球が特に人気があり、紛れもなく野球がナンバーワンのスポーツです。現在、バスケットボールはそれに続こうとしています。僕と彼の2人がLAにいることは、コミュニティの大きな手助けになるでしょう。だから、僕もLAに留まらないといけませんね(笑)」

 八村は今年7月、『ドジャースタジアム』で開催されたドジャース対エンゼルスのジャパニーズ・ヘリテージナイトで始球式に登板。この際、八村は「夢に見た舞台」と喜びを露わにしていたが、公然での両者の交流は実現しなかった。

 MLBの新シーズン開幕は来年3月のため、八村が『ドジャースタジアム』に赴くのはしばらく先になるだろう。しかし、レイカーズは2024年1月12日(現地時間11日)、本拠地で渡邊雄太が所属するフェニックス・サンズとの対戦を控えている。もし大谷がこの試合の観戦に訪れれば、日本スポーツ史に残る感動のスリーショットが見られるかもしれない。

文=Meiji

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