2024.01.10
12月10日(現地時間9日、日付は以下同)にインディアナ・ペイサーズを破りインシーズン・トーナメントの初代王者となったロサンゼルス・レイカーズだが、トーナメント終了後の戦績は1勝4敗と厳しい状況が続いている。
13日のダラス・マーベリックス戦で惜敗したのち、サンアントニオ・スパーズとの2連戦では1勝を挙げたものの、次の試合では18連敗中だったスパーズに勝利を献上し泥沼脱出をアシスト。続く19日のニューヨーク・ニックス戦および21日のシカゴ・ブルズ戦でも敗戦を喫し、今シーズンの戦績を15勝13敗にまで落としている。
特に、ブルズとの一戦は、八村塁も候補として名が挙がるトレード交渉が噂されているチームとの対戦のため、注目度が高いものとなった。ブルズがザック・ラビーンとロンゾ・ボールのエース2名を欠いている一方、レイカーズは開幕から悩まされていたケガ人が続々と復帰し、万全なメンバーで臨んだものの、結果は108-124と逆転負け。ブルズ戦で25得点10リバウンド9アシストとトリプルダブル一歩手前に迫る活躍を見せたレブロン・ジェームズは、試合直後のインタビューで「肉体的な疲労と、負けることで蓄積される精神的な疲労が組み合わさっている」とコメントした上で、危機感を露わにした。
「(チームの現状について)自分たちで、コート内外で解決しようとしている。試合のスケジュールはもう決まっていて、移動の日程や対戦相手が楽になってくれるわけではない。これから、ウェスタン・カンファレンスで最高のチームであるミネソタ・ティンバーウルブズやオクラホマシティ・サンダーと対戦し、その後はイースタン・カンファレンスで1、2を争うボストン・セルティックスとの対戦を控えている。このスケジュールが変わることはないから、僕たち自身が改善していくしかない」
レブロンのコメントどおり、22日にはウェスタン・カンファレンス1位と好調のウルブズ戦、24日には同2位のサンダー戦、クリスマスゲームにあたる26日にはイースタン・カンファレンス1位のセルティックス戦と、5日間でリーグトップを走る強豪との3連戦を行なうことになっている。(順位は全て21日終了時点のもの)
21日終了時点で今シーズン平均で24.0得点12.6リバウンド2.5ブロックを記録し、ほとんどの試合でダブルダブルの活躍を見せているアンソニー・デイビスは、苦戦が続くチームの立て直しを誓った。
「みんな負けるのが大嫌いなんだ。この先も休憩はないし、助けも来ない。新たな騎兵が来てくれるわけでもない。ロッカールームにいるメンバーでどうにか解決しなければいけないんだ。ケガ人が復帰して、ようやく全員がそろった。あとは勝ち星を獲得する方法を探っていかなければならない」
22日のウルブズ戦、レブロンは左足首の負傷により欠場し、21日に復帰戦を果たしたゲイブ・ビンセントも左膝の負傷で欠くこととなった。レブロンに代わり先発出場となった八村の活躍とともに、レイカーズが早い段階でスランプから脱出することを期待したい。
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