2024.01.10

レイカーズの英雄シャックが八村に名指しで苦言「ステップアップしなければいけない」

シャックに名指しで檄を飛ばされた八村(左)、ラッセル(中央)、リーブス(右)/写真は2023年4月のもの [写真] = Getty Images
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 先日オーランド・マジック史上初の永久欠番が発表されたことも記憶に新しいNBAの伝説シャキール・オニールが、現地スポーツジャーナリストの番組「The Stephen A. Smith Show」に出演。故コービー・ブライアントとともに2000年代にロサンゼルス・レイカーズの王朝を築いたシャックが、八村塁を含む現在のレイカーズを支える若手選手に苦言を呈した。

 この日、シャックはフィラデルフィア・セブンティシクサーズでMVP級の活躍をしているジョエル・エンビードについて聞かれ、エンビードのプレーを称えた上で「シクサーズが優勝するためには、エンビードやタイリース・マクシー以上に、トバイアス・ハリスが安定して高いレベルでプレーする必要がある。僕だって、(レイカーズで)ブライアン・ショーやリック・フォックス、ロバート・オーリーなしでは優勝を成し遂げることはできなかった」とコメントし、スーパースターを脇から支える選手の重要性を説いた。

 コービーとシャックのように、今のレイカーズにはレブロン・ジェームズアンソニー・デイビスというリーグを代表するスーパースターがおり、今シーズンは年齢やケガの恐れを感じさせない活躍を見せている。一方で戦績は勝率5割を下回り、リーグ優勝どころかプレイオフ進出さえ危うい状態にある。この現状について聞かれたシャックは、八村を含む若手選手を名指しし「彼らがステップアップしなければならない」と苦言を呈した。

「レブロンとAD(デイビス)にプレッシャーがかかる分、ワイドオープンになる他の選手がプロとしてステップアップしなければならない。(レイカーズ時代のチームメート)デレク・フィッシャーやフォックスは、オープンショットを外したらもっと激怒していたよ。彼らは、オープンショットを絶対に沈めなければいけないとわかっていたからね。もう一度言うけど、他の選手がステップアップしなければいけない。ADとレブロンは今、物凄いプレーをしている。オースティン・リーブスディアンジェロ・ラッセル、八村はもっと素晴らしいプレーを見せなければならない。彼らは、NBA史上最も偉大な選手となる2人と一緒にプレーをしているということを、アドバンテージとして利用しなければいけない」

 デイビスは現在(1月9日終了時点)平均25.2点12.2リバウンド、レブロンも平均25.2点7.3リバウンド7.4アシストとチームを引っ張る活躍を見せている。一方で、チーム全体の3ポイント成功率は35.2パーセントとリーグワースト6位、試投数は30.3本とリーグ最低を記録している。八村は現在ケガのため欠場中だが、今回名指しで檄を飛ばされた若手選手が奮起し、シーズン中盤からのレイカーズの巻き返しを期待したい。

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