2024.01.24
12月にインシーズン・トーナメントを制して初代王者に輝いたロサンゼルス・レイカーズ。栄冠を勝ち取って以降は不振にあえいでおり、年越しを挟んだ3連戦も全敗という苦しい状態が続いている。レブロン・ジェームズのバースデイゲームとなった12月31日(現地時間30日、日付は以下同)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦は地区首位の強豪に接戦を演じたものの、106-108で惜敗。続く1月1日、現地では2023年ラストゲームとなったニューオーリンズ・ペリカンズ戦では八村塁が先発出場に名を連ねたが、第1クォーター途中で負傷離脱し、チームは109-129と大敗した。4日に行われたマイアミ・ヒート戦では八村を含め多くの主力を欠き、96-110で敗れた。
ヒートに敗れたことにより、今シーズンの戦績は17勝18敗と勝率5割を切った。とりわけ、12月10日のインシーズン・トーナメント決勝終了後の戦績は、3勝9敗と大きく負け越している。負傷離脱者が多く、大黒柱のレブロンも3ポイントが6本中0本成功と苦しんだヒート戦で、アンソニー・デイビスは29得点17リバウンド6アシスト3スティール5ブロックとただ1人気を吐くプレーを見せた。現地メディア『ESPN』による試合後のレポートで、デイビスは次のようにコメントしている。
「現状に対して、(特定の原因を探るよりも)すべてのことに少しずつ取り組まなければいけない。この傾向が続けば、僕たちにとって良くない結果が待っている。時間はかけていられず、当然すぐに解決しなければならない」
記録に残る大パフォーマンスが勝利につながらず、チームは勝率5割を下回る苦しい状況に陥った。エースとしてチームを支えるデイビスが落胆するのは試合結果だけではなく、負傷者が続出しているという事実にもあるようだ。現地メディア『Spectrum Sportsnet』によるペリカンズ戦後のインタビューに対応したデイビスは、この試合で八村が負傷離脱したことに触れ「今シーズン最大の喪失」と表現した。
「塁の離脱について、僕は“これが今シーズン最大の喪失になる”と言ったんだ。単にケガしてしまったことに加え、彼に関しては負傷が立て続けに起きてしまっている。既にキャム(・レディッシュ)、D-Lo(ディアンジェロ・ラッセル)、ゲイブ(・ヴィンセント)を欠いており、さらに塁が離れることになった。ローテーションが縮小されるうえに、また1人スコアラーを失ったんだ。」
開幕から相次ぐ負傷者に苦しみ続けているレイカーズは、6日にホームでメンフィス・グリズリーズを迎え撃つ。カップ戦で見せた気迫を取り戻して再び勝利のリズムを取り戻すことができるか、注目が集まる。
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