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今シーズンのシカゴ・ブルズは、開幕7戦を終えて2勝5敗とスタートダッシュに失敗。その後も3連敗、5連敗を喫するなど黒星が先行してしまい、12月20日(現地時間19日、日付は以下同)を終えてイースタン・カンファレンス12位の11勝17敗に低迷している。
現在チームは先発ポイントガードのロンゾ・ボールがヒザの手術により今シーズン絶望、平均21.0得点4.9リバウンド3.4アシストを残すザック・ラビーンが足のケガのため離脱中。さらに20日にはベテランフォワードのトーリー・クレッグが右足の足底筋膜の急性捻挫と診断されたため、約8~10週間の離脱になるとチームが発表。
2シーズンぶりのプレーオフ出場を目指すうえで、プレーイン・トーナメント出場圏外にいるというタフな状況にいるのだが、このチームがすでにプレーオフ争いから落選したわけではない。
ブルズは19日にイースト3位の18勝8敗を誇るフィラデルフィア・セブンティシクサーズを敵地で撃破。その試合ではコービー・ホワイトが24得点8リバウンド9アシスト、ニコラ・ブーチェビッチが23得点8リバウンド4アシスト2ブロックを残すなど、計6選手が2ケタ得点を奪っていた。
この試合後、アレックス・カルーソは「このチームには十分なタレントがそろっているのは明らかだ」と、自信をのぞかせていた。
「僕としては、このチームはフィリーで勝利した。マイアミにも勝ったし、アウェーの遠征を2勝1敗で切り抜けた。あのチーム(ヒート)は昨年ファイナルまで勝ち進んでいて、シクサーズはファイナルを制することを目指しているチーム。それに僕らはミルウォーキー(バックス)も倒した。自分たちがベストなプレーをすれば、相手がどこであろうと戦えるんだ。あとはもうやるだけさ」
ブルズはここまで、イースト2位のミルウォーキー・バックス(20勝7敗)を相手に1勝2敗、同7位のマイアミ・ヒート(15勝12敗)にも2勝2敗の五分と健闘している。
もちろん、この2チーム相手に善戦したからといって、プレーオフあるいはプレーイン・トーナメントのスポットを確保できるわけではないものの、カルーソはこのチームをポジティブに捉えていた。
「僕らはお互いを気にかけないといけないと思う。このチームは最高のエナジーがあり、素晴らしい友情が芽生えている。コートに立てばゲームプランにフォーカスしていい仕事をしているよ」
ブルズは21日のロサンゼルス・レイカーズ戦を皮切りに、ホーム6連戦が組まれている。今シーズン7勝7敗の戦績を残すユナイテッド・センターで、少しでも白星を飾りたいところだ。
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