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12月22日(現地時間21日、日付は以下同)、ネイスミス・メモリアル・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム(以降、殿堂)が、2024年の殿堂入り候補を発表した。
殿堂入り候補の中には、2020年に現役引退したビンス・カーター(元アトランタ・ホークスほか)や、2008年の北京オリンピックのアメリカ代表チーム(通称“リディームチーム”)が初めてノミネートされた。
カーターは1998年にトロント・ラプターズに入団。ルーキーイヤーに新人王を獲得すると、翌シーズンに行われたオールスターでは2年目にして先発の座を勝ち得た。同年のスラムダンクコンテストで優勝をさらった圧巻のダンクの数々は、今でも史上最高のダンクパフォーマンスの一つとして名高い。2000年のシドニーオリンピックでは、218センチのフランス代表選手を飛び越えたダンクが語り継がれている。その後、ニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)、オーランド・マジック、フェニックス・サンズなど、ベテランのジャーニーマンとしてチームを転々とし、2019-20シーズンにホークスでのプレーを最後に現役から退いた。
北京オリンピックのアメリカ代表チームは、銅メダルに終わった2004年のアテネオリンピックからの名誉挽回(“リディーム”)を誓うメンバーで結成された当時のドリームチームにあたる。コービー・ブライアント(ロサンゼルス・レイカーズ)、レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)、ドウェイン・ウェイド(マイアミ・ヒート)、カーメロ・アンソニー(デンバー・ナゲッツ)、クリス・ボッシュ(ラプターズ)、ドワイト・ハワード(オーランド・マジック)、クリス・ポール(ニューオーリンズ・ホーネッツ)など錚々たるメンバーが名を連ねた(選手の所属チームはすべて当時のもの)。このメンバーが集まったアメリカ代表は、見事に決勝でスペインを破り金メダルを獲得し“名誉挽回”を実現した。この“リディームチーム”に関するドキュメンタリー作品が、レブロンとウェイドのプロデュースで2022年に「ネットフリックス」で公開された。
2024年の殿堂入り候補は他に、現在ブレイザーズのヘッドコーチを務め、選手時代にはデトロイト・ピストンズをリーグ制覇に導いたチャウンシー・ビラップスや、16日にフェニックス・サンズでリング・オブ・オナーを祝う式典が行われたことも記憶に新しいショーン・マリオンを含む、36の選手、コーチ、審判がノミネート。2024年候補の中でチームとして選出されているのは“リディームチーム”のみとなる。
最終候補は、オールスターウィークエンドにあたる2024年2月17日に発表され、4月7日に殿堂入りメンバーが決定するスケジュールになっている。セレモニーは8月17日、18日に行われる予定だ。
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