2024.02.07

シクサーズの大黒柱ジョエル・エンビードが左ヒザを手術…シーズン終盤で戦列復帰か?

復帰時期が注目されるエンビード[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 2月7日(現地時間6日、日付は以下同)。フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、ジョエル・エンビードが左ヒザ外側半月板の手術を受け、約4週間後に再評価を受けることになると発表した。

 今後エンビードは同箇所の回復と復帰に向けたリハビリへ臨むこととなるのだが、順調にいけばレギュラーシーズン期間に復帰できる可能性が残されている。

 シクサーズはここ7戦で1勝6敗と黒星先行で、6日を終えた時点でイースタン・カンファレンス5位の30勝19敗。オールスターに初選出されたガードのタイリース・マクシー、ベテランフォワードのトバイアス・ハリスを中心に戦っていくことになるものの、今シーズンはエンビード不在の試合で4勝11敗と大きく負け越しているため、プレーオフ出場圏内の6位以内をキープできるかは微妙なところ。

 現在、2シーズン連続で得点王に輝いているエンビードは、今シーズンもリーグベストに相当する平均35.3得点に11.3リバウンド5.7アシスト1.1スティール1.8ブロックを残していただけに、シクサーズにとっては大きな痛手となる。

 なお、NBAでは今シーズンからMVPやオールNBAチームといったアウォードに選ばれるためには、レギュラーシーズン82試合のうち65試合以上の出場が必須。エンビードはすでに15試合を欠場していることから、2シーズン連続でMVPを獲得できる可能性は消滅したと言っていい。

 今シーズンのNBAは、レギュラーシーズンが4月15日までで、プレーオフが同21日からスタートする。1カ月後にエンビードが復帰となれば、3月上旬でシーズン終盤戦でコートに立てるものの、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は復帰するまでには6~8週間を要すると報じていることから、シーズン最終盤にコートへ戻ってくることになるかもしれない。

 チャンピオンシップ獲得という究極のゴールを目指し、エンビードは選手として成長を続けてきた。得点王やMVP、オールNBAチーム入りなどアウォードこそ対象外となってしまったものの、今シーズンを最高の形で締めくくるべく、まずは復帰に向けてフォーカスしてほしい限りだ。

BASKETBALLKING VIDEO