2024.02.02

昨季MVPを獲得したジョエル・エンビードが左ヒザの外側半月板を損傷

ケガの進捗状況が注目されるエンビード[写真]=Getty Images
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 2月2日(現地時間1日、日付は以下同)。NBAは、フィラデルフィア・セブンティシクサーズニューオーリンズ・ペリカンズへ罰金処分を科したことを発表した。

 ペリカンズは1月28日のミルウォーキー・バックス戦に向けた選手のインジュアリー・リポートへトレイ・マーフィー三世を含めなかったことで、2万5000ドル(約365万円)の罰金が科された。

 シクサーズでは、同日のデンバー・ナゲッツ戦に向けたインジュアリー・リポートにジョエル・エンビードを正確かつ適宜に含めなかったとして7万5000ドル(約1095万円)の罰金処分。この罰金は、過去にもインジュアリー・リポートに関する方針違反をしてきたことも考慮された。

 なお、エンビードは28日のナゲッツ戦、30日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦を欠場後、31日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で復帰して29分48秒プレーして14得点7リバウンド2アシスト2スティールをマーク。

 ただ、その試合の第4クォーター途中のルーズボール争いの際、ジョナサン・クミンガ(ウォリアーズ)が左ヒザに乗っかってきたことで負傷し、ロッカールームへ下がっていた。

 シクサーズは2日にエンビードが左ヒザの外側半月板を損傷していると発表。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、エンビードは今週末の試合を欠場し、このケガの治療方法の選択肢について模索していくという。

 昨シーズンのMVPエンビードは、今シーズンもリーグベストの平均35.3得点に11.3リバウンド5.7アシスト1.1スティール1.8ブロックを残しているものの、2日のユタ・ジャズ戦も欠場したため、すでに13試合を欠場。

 昨夏から新たなCBA(労使協定)が適用されたため、今シーズンはNBAやオールNBAチームなどのアウォードに選ばれるには、レギュラーシーズン82試合のうち65試合以上の出場が必須条件となる。欠場数が18試合を超えてしまうと、アウォード選考外となってしまうだけに、エンビードが長期離脱となれば、MVP争いにも大きな影響を及ぼすことになるだろう。

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