2024.01.18

ヨキッチとエンビードの“MVP対決”が実現「いい対戦だった」「彼がリーグベスト」

ヨキッチ(左)とエンビード(右)[写真]=Getty Images
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 1月17日(現地時間16日、日付は以下同)。昨シーズンの王者デンバー・ナゲッツが敵地ウェルズファーゴ・センターへ乗り込み、フィラデルフィア・セブンティシクサーズと対戦した。

 この2チームにはナゲッツのニコラ・ヨキッチ、シクサーズのジョエル・エンビードという直近3シーズンのMVPがおり、両選手は今シーズンもMVP候補ランキングでトップ2に入る活躍を見せている。

 試合は同点14度、リードチェンジ16度という激しい展開となるなか、最終クォーターに27-17としたホームのシクサーズが最終スコア126-121で勝利して3連勝を飾った。

 シクサーズは16日のヒューストン・ロケッツ戦に続いて2連戦の2日目だったものの、ロケッツ戦で41得点10リバウンドを奪ったエンビードがナゲッツ戦でも41得点7リバウンド10アシストと大暴れ。さらにタイリース・マクシーが25得点5リバウンド9アシスト2スティール、トバイアス・ハリスが24得点5リバウンド4アシスト2ブロック、ケリー・ウーブレイJr.が11得点5リバウンドと続いた。

 一方のナゲッツでは、ヨキッチが25得点19リバウンド3アシスト、マイケル・ポーターJr.が20得点5リバウンド、ジャマール・マレーが17得点10アシスト、アーロン・ゴードンが16得点6リバウンド4アシスト、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが13得点5リバウンドと、スターター全員を含む計7選手が2ケタ得点を奪うも勝ち切れず。

 試合後にヨキッチが「彼(エンビード)と対戦しているんじゃない。フィラデルフィアと対決しているんだ。いいマッチアップだったよ」と話すと、エンビードはこう口にしていた。

「俺たちは試合に勝つべくバスケットボールをプレーしている。でも彼は称賛を受けるに値する。誰かが倒すまで、彼はリーグベストだ。ファイナルMVPだからね。それを奪われるまで、彼はそう主張できるのさ」

 ナゲッツはウェスタン・カンファレンス、シクサーズはイースタン・カンファレンスに所属しているため、両チームがレギュラーシーズンで対戦するのは今月28日のみ。その後も対戦する機会があるとすれば、プレーオフを勝ち上がって今シーズンの王座獲得を決するNBAファイナルとなる。

 エンビードは「もっとも、俺は自分のことを信じている」と語っており、自身のパフォーマンスに手応えをつかんでいた。17日を終えた時点でシクサーズはイースト3位の26勝13敗、ナゲッツはウェスト3位の28勝14敗という好位置におり、両者が頂上決戦で対峙する可能性は、決してゼロではないはずだ。

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