2024.04.28
2月22日(現地時間21日、日付は以下同)。NBAは、17日から19日にかけてインディアナ州インディアナポリスで開催された「NBAオールスター2024」の期間におけるソーシャル・デジタルエンゲージメント数で、NBAのインスタグラムアカウントで過去最多、18日のサタデーナイトでも過去最高の数値に達したと発表した。
NBAオールスターは昨年12月中旬からファン投票がスタートし、3度の途中経過を経て今年1月下旬にスターター、2月上旬にリザーブ陣が発表され、19日にゲインブリッジ・フィールドハウスでオールスターゲームが開催。
今年の球宴ではイースタン・カンファレンスがオールスターゲーム史上最高となる211得点をたたき出し、最終スコア211-186でウェスタン・カンファレンスを下し、2014年以来初の勝利を飾った。
ただ、試合に関しては両チーム合わせてファウルはわずか3つ、フリースローも計5本の試投に終わり、計168本の3ポイントシュートが飛び交う展開となったこともあり、決して大盛り上がりしたとは言えないものとなった。
オールスターゲーム終了後、“スポーツガイ”として知られるビル・シモンズ氏が「面白いことに、俺たちはオールスターのスターターとリザーブが発表され、落選組についてたくさん話すのに、いざ試合になるといつも不愉快になる」とX(旧Twitter)へ投稿したのだが、同じようなことを思っていた人もいるのではないだろうか。
NBAのオールスターゲームは2018年から2023年までウェスト、イーストでそれぞれファン投票トップになった選手がキャプテンとなり、両者がスターター枠、リザーブ枠を交互にドラフト指名してロスターを形成。今年は2017年以来となるウェスト対イーストのフォーマットへ戻して行われたのだが、“激しさ”がコート上で展開されるシーンは皆無に等しかった。
オールスターゲームの内容についてネガティブな声が挙がっていることは選手たちにも届いているのだが、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)は「良かったことは、今夜誰もケガしなかったことだと思う」と話し、チームメートのアンソニー・デイビスはこう口にしていた。
「当然、ファンやリーグ、みんなは(オールスターゲームで)激しく競い合う展開を見たがっている。でも選手たちに対してケガをするようなことはしないでほしいとも思っている。確かに、ケガは試合の一部であり、俺たちだって誰もオールスターゲームでケガはしたくないんだ。ここにいる選手たちはみんなそれぞれのチームですごく重要な存在だからね。だからいろんな感情が入り混じっている」
今シーズンに関しては、昨年11月から12月にかけて「NBAインシーズン・トーナメント」が開催され、レギュラーシーズン序盤ながら激しいゲームが繰り広げられたこともあり、オールスターゲームの内容に対して不満を抱く人が続出したのかもしれない。
もともと、オールスターはレギュラーシーズンやチャンピオンシップ獲得をかけたプレーオフとは異なるものであり、レギュラーシーズンの合間のオールスターブレイク期間中に開催されるもの。ミネソタ・ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズは、あくまでエンターテインメントとして捉えていた。
「僕としては、オールスターゲームをめちゃくちゃ激しく競い合うものとは見ていない。いつだって楽しいものなんだ。どうしてもっと競い合ってほしいのか分からないね。(選手たちは)誰もがそう見ていると思う。…あくまでブレイクなんだ。だからみんなはここで競い合いたがっているとは思わない」
昨夏に新たなCBA(労使協定)が適用され、今シーズンからはMVPやオールNBAチームといったアウォードへ選出されるためには82試合のうち65試合以上に出場することが必須条件になったことも、その要因になっているのかもしれない。
選手たちからすれば、勝敗を競い合い、所属チームでチャンピオンシップ獲得を目指す対象はあくまでレギュラーシーズンであって、オールスターは別物と見ているということなのだろう。
ただ、リーグと選手が来年以降になにか対策を講じていく可能性は大いにある。ボストン・セルティックスのジェイレン・ブラウンはこう語っていた。
「どうすれば成功するのか僕には分からない。けど間違いなくそういった議論はあった。僕が思うに、選手たちはどうすればいいのか答えを出そうとしていくだろう。それと同時に楽しんで、安全かつケガなくやっていく必要があるんじゃないかな」
来年のオールスターはゴールデンステイト・ウォリアーズの本拠地カリフォルニア州サンフランシスコのベイ・エリアで2025年2月に開催される。今年の結果を受けて、リーグがどう動くのか注目していきたい。
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