2024.04.22

“ヨキッチを封じた男”としてSNSで噂の男が自ら名乗り出る「俺は準備万端だよ」

ハワードは、2020年のプレーオフでヨキッチとマッチアップしている [写真] = Getty Images
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 4月21日(現地時間20日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズはデンバー・ナゲッツとのプレーオフ第1ラウンド初戦を戦い、103-114で敗れている。前半好調だったシュートが後半に失速したことや、第2クォーター終盤から特にアウトサイドシュートにおいてナゲッツを勢いに乗せてしまったことなど、次戦に向けての課題が浮き彫りになる内容となった。

 レイカーズは現在、昨シーズンのプレーオフから数えてナゲッツに8連敗を喫している。とりわけ昨年のファイナルMVPでもあるニコラ・ヨキッチを起点とした多角的な攻撃を封じきれずに苦しい戦いを続けているレイカーズだが、21日の試合後、SNSでは1人の男が“ヨキッチを封じた男”として取り沙汰されるようになった。

 その男とは、2019-20シーズンにレイカーズの一員として優勝を成し遂げ、現在は海外リーグでのプレーを続けるドワイト・ハワードである。レイカーズは同シーズンのカンファレンス決勝でナゲッツと対戦し、4勝1敗で勝利をおさめている。SNSでは当時レイカーズで39番のユニフォームを着たハワードのハイライト映像が出回り、その中でヨキッチやジャマール・マレーをブロックし、ナゲッツのディフェンス陣の上から豪快にダンクを叩き込むハワードの姿が写っていることから、“今のレイカーズに必要な男”や“ナゲッツに打ち勝った男”として騒ぐ声があがっていた。

 2009年から2011年にかけて3年連続で最優秀守備選手賞に輝いた経歴を持つハワードは、2020年のプレーオフではジャベール・マギー(現サクラメント・キングス)とともにセンターでプレーし、ヨキッチとマッチアップしている。現地メディア『Lakers Daily』によると、ハワードが出場していた同シリーズのヨキッチの平均スタッツは21.8得点7.2リバウンド5.0アシストであり、昨シーズンのカンファレンス決勝におけるヨキッチの平均スタッツ(27.8得点14.5リバウンド11.8アシスト)と比べると確かに低い数字になっている。

 もちろんファンも面白半分で騒いでおり、現在のハワードが文字通り“ヨキッチ封じ”の選手になりうるかは大いに疑問だろう。また、プレーオフが開始した現時点で選手を追加招集することはできない。しかし、ハワード本人は随分と乗り気な様子だ。ハワードは自身のX(旧Twitter)アカウントで、レイカーズのユニフォームを身に纏った自身の加工写真をアップ。続けて、以下のコメントを投稿した。

「レブロンが39歳だろ、俺は38歳だ!俺は準備万端だよ。あれは3年前だってみんなは言うけど、今も俺は調子が良いぞ(笑)」

 もっとも、ハワードはことあるごとNBAチームに自身をアピールしており、今シーズン開幕当初は、連敗が続いていたデトロイト・ピストンズに対してもラブコールを送っていた。また、レイカーズに対しても昨シーズンのカンファレンス決勝第1戦ののち、自身の愛称“スーパーマン”にかけて、以下の投稿をしていた。

「ジョーカー(ヨキッチの愛称)を止めることができるのは1人だけだ。もちろん、バットマンではないよ」

 果たしてレイカーズは、現在のラインナップでナゲッツを封じ“ハワード待望論”を黙らせることができるか。ナゲッツとの第2戦は23日11時にティップオフ予定。

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