2024.04.26

ペイサーズとのシリーズを1勝1敗としたバックス…ヤニスに加えてミドルトンも負傷

バックスのアデトクンボ(左)とリバースHC(右)[写真]=Getty Images
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 イースタン・カンファレンス3位のミルウォーキー・バックスと、同6位のインディアナ・ペイサーズによる「NBAプレーオフ2024」ファーストラウンドは、2試合を終えて1勝1敗のタイ。

 両チームのシリーズは、会場をファイサーブ・フォーラムからゲインブリッジ・フィールドハウスへ移し、ペイサーズのホームで4月27日(現地時間26日、日付は以下同)に第3戦、29日に第4戦が行われる。

 ここまでペイサーズのパスカル・シアカムが初戦で36得点、第2戦でも37得点と、いずれもゲームハイの得点を奪っており、シリーズ平均36.5得点12.0リバウンド4.0アシスト1.0ブロックにフィールドゴール成功率64.6パーセント、3ポイントシュート成功率50.0パーセントと絶好調。

 対するバックスは、デイミアン・リラードがシリーズ平均34.5得点5.0リバウンド4.0アシストに3ポイント成功率50.0パーセント(平均6.0本成功)を残すも、後半だけで見るとフィールドゴール成功率21.4パーセント(3/14)で平均4.0得点と不発。

 シリーズ第3戦で巻き返したいところだが、左ふくらはぎ負傷のヤニス・アデトクンボの出場ステータスはダウトフル(Doughtful=疑わしい)、右足首捻挫を負っているクリス・ミドルトンがクエスチョナブル(Questionable=不確か)と、チームのベストプレーヤー3人のうち2人が欠場する可能性がある。

 今シーズンに平均30.4得点11.5リバウンド6.5アシスト1.2スティール1.1ブロックを誇るフォワードのアデトクンボはレギュラーシーズン最後の3試合を欠場しており、プレーオフもここまで出場なし。ペイサーズとのシリーズで平均19.0得点7.5リバウンド5.0アシストを残すウイングプレーヤーのミドルトンも欠場となれば、バックスが大幅に戦力ダウンすることは間違いない。

 バックスのドック・リバースHC(ヘッドコーチ)は、26日のチーム練習時にミドルトンが27日の第3戦でプレーできるかは「正直、私には分からない」と話していた。

 また、アデトクンボについては「今日はフロアで多くのことをこなしていた。たぶんこれまで見てきたなかで一番ね。シューティングをして、動いていた」と語ったのだが、具体的な復帰時期は見えていないという。

「彼が動き回っているのを見た。私のなかでは彼が(復帰へ)近づいていると見ている。(だが)それはあと1日なのか、4日なのか? 分からないね」という指揮官の言葉からも、アデトクンボがどのタイミングで復帰できるかは不透明となっている。

 バックスとしては、リラードを筆頭にブルック・ロペスボビー・ポーティスらが中心となり、ペイサーズとのシリーズで白星を手に入れたいところだ。

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