2024.09.29
2013年のNBAドラフトで全体15位指名を受け、ミルウォーキー・バックスに加入したヤニス・アデトクンボ。年々技術や身体能力を向上させ、8年目の2020-21シーズンには球団に優勝をもたらしたオールスターフォワードは、近頃自身の将来について語る様子が見られている。
8月下旬に掲載された『The New York Times』のインタビューでは、バックスとの契約延長に「全員がチャンピオンシップを目指していること」が条件だとヤニスはコメント。「チャンピオンシップを勝ち取れずに、20年間も同じチームにいるのは耐え難い」と、球団やチームメートの質が契約延長をするかどうかのキーポイントだと話した。
そんななか、長年にわたってヤニスとチームを支えてきた“相棒”クリス・ミドルトンがヤニスのコメントに反応。「いずれにせよ、いつも通りのことだと思う」と、『ESPN』のインタビューに答えている。
「個人としても、チームとしても影響はないだろう。これは、彼が契約延長のタイミングで毎回口にすることだと思う。彼は世界最高、そして球団史上最高の選手の1人だ。彼がああいうことを言うのは、僕らが優勝を狙えるようにプレッシャーをかけ続けたいだけだと感じているよ」
優勝後の2シーズンはプレーオフに出場するも、2021-22シーズンはカンファレンス・セミファイナル敗退、昨シーズンは1回戦敗退の結果に終わり、5シーズンにわたってチームを指揮したマイク・ブーデンホルザーを解任したバックス。それでも、チームの中核を担うミドルトンやブルック・ロペスはバックスとの再契約を選び、再びバックスに優勝旗をもたらそうと意気込んでいる。
ドリュー・ホリデーは33歳、ロペスは35歳と、ミドルトンも含めた一部主力選手のキャリアはすでに折り返しを迎えている。それでも、ミドルトンはこの球団であと数シーズンは優勝争いに絡めると信じているようだ。
「あと数年は我々と一緒にいてほしい。まだまだプレーできるチームだと感じているから。僕らには、高いレベルでプレーして優勝争いに加われるだけの十分な年数が残されていると思う。けど、ジュルーが戻ってこない限り、それは実現しない」
『ESPN』によると、ミドルトンは2~3カ月ほど前からワークアウトを開始しており、今シーズンに向けて準備を進めている模様。優勝への姿勢を見せるミドルトンに、ヤニスはどのようなアクションで答えるだろうか。
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