2024.05.28

マブスとのウェスト決勝でショット不振のタウンズ「自信はある。打ち続けていくだけさ」

マブス相手にスランプが続くタウンズ(左)[写真]=Getty Images
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 ミネソタ・ティンバーウルブズは、「NBAプレーオフ2024」でファーストラウンド、カンファレンス・セミファイナルを勝ち上がり、2004年以来フランチャイズ史上2度目のカンファレンス・ファイナル進出を飾った。

 だがダラス・マーベリックスとのシリーズはここまで0勝3敗。5月23日(現地時間22日、日付は以下同)の初戦で3点差、25日の第2戦では1点差ながら、27日の第3戦では終盤に突き放されてしまい、9点差(107-116)で敗れることに。

 第3戦で26得点9リバウンド9アシスト2スティールをマークしたアンソニー・エドワーズは「僕らはネガティブになってはいけない。1勝を手にするために努力しないといけない」と話していた。

 ここまでの3戦で、ウルブズはエドワーズのシリーズ平均22.0得点8.3リバウンド8.0アシスト1.3スティールを筆頭に、計6選手が平均2ケタ得点を残しているのだが、1回戦とウェスト準決勝でいずれもシリーズ平均18.0得点以上を奪っていたカール・アンソニー・タウンズが不振。

 213センチ112キロのオールスタービッグマンは、どこからでも点を奪えるスコアラーなのだが、マブスとのシリーズではいずれもフィールドゴール成功率30.0パーセント以下で16得点以下に低迷、第3戦では同27.8パーセント(5/18)、3ポイントシュート成功率0.0パーセント(0/8)に終わっていた。

 クリス・フィンチHC(ヘッドコーチ)は「彼が苦しんでいるのは明らかだ。見ていてつらいものだった」と話しており、タウンズ自身も「もう笑うしかないね」と苦しい胸の内をこう明かしていた。

「僕は1日に1500本のショットを打っている。ショットはプレーオフに入ってからもよく入っていて、すごく自信をもっている。けど不運にもこうして外れてばかりいると、打っても入らないように見えてしまうからタフなのは確かだ。(けど)自信はある。打ち続けていくだけさ」

 ここまで、タウンズはPJ・ワシントンとのマッチアップでフィールドゴール成功率28.6パーセント(10/35)に抑えられているほか、デレック・ライブリー2世に同14.3パーセント(1/7)、デリック・ジョーンズJr.には5本放って成功ゼロと決め切れずにいる。

 ウルブズはマブスに対して終盤の勝負どころ、特に残り3分で11-24と大差をつけられているというのが現状。クラッチシチュエーションで勝ち切る、あるいはそれまでに大量リードを奪ってねじ伏せる必要がある。

 29日の第4戦で、ウルブズは一矢報いてシリーズを引き延ばすことができるのか。タウンズのシュートタッチ復調がそのカギを握っていると言っても過言ではない。

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