2024.06.08

キャブスを支える主力のダリアス・ガーランド…ウェンバンヤマ擁するスパーズが獲得に強い関心?

キャブスをけん引している生え抜きのガーランド[写真]=Getty Images
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 今シーズンのプレーオフは直近の“壁”となっていた1回戦突破を果たすも、カンファレンス・セミファイナルでボストン・セルティックスに1勝4敗で敗れたクリーブランド・キャバリアーズ。シリーズを終え、指揮官のJB・ビッカースタッフを同職から解任するなど、球団はチームの再編に動きを見せている。

 そんななか、昨年ドラフト1位指名のビクター・ウェンバンヤマを戦力に抱えるサンアントニオ・スパーズがキャブスのガードに関心を寄せている模様。現地メディア『Hoops Wire』によると、スパーズはキャブスの主力であるダリアス・ガーランドの獲得に強い興味を示しているようだ。

 バンダービルト大学出身のガーランドは、2019年のドラフトで全体5位指名と高い評価を受けてリーグ入り。デビューからキャブス一筋でプレーしており、2022年にはオールスター出場を果たすなど、次世代の選手として頭角を現してきた。5年目の今シーズンはレギュラーシーズン57試合に出場し、1試合平均18.0得点2.7リバウンド6.5アシストをマークしている。

 『The Athletic』のシャムズ・シャラニア氏らによると、キャブスがドノバン・ミッチェルとの契約延長にサインした場合、ガーランドの代理人を務めるリッチ・ポール氏が球団へトレードの相談を持ち掛けるという。

 スパーズはウェンバンヤマに効果的なパスを供給できるガードを模索しているようで、現アトランタ・ホークスで元スパーズのデジャンテ・マレーなどにも視線を向けていると『Hoops Wire』は言及。そのなかで、ガーランドはリストの最上位にいると伝えている。

ウェンバンヤマ(左)とガーランド(右)のタッグは実現なるか?[写真]=Getty Images

 リーグ1年目を終えたばかりのウェンバンヤマだが、平均21.4得点10.6リバウンド3.9アシスト3.6ブロックのスタッツを残し、満場一致の新人賞に加えてオールディフェンシブチームのファーストチーム入り。チームはウェスタン・カンファレンスの14位に沈んだ一方、古豪復活に向けた可能性を存分に感じさせている。

 ガーランドを獲得するためには相応のアセットが必要になる一方、スパーズはウェンバンヤマとデビン・バッセルを除いた全選手がトレードトークに含められると『Hoops Wire』は説明。今夏にキャブスが下す判断によっては、ガーランドの移籍は現実味を帯びてくるだろう。

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