2024.06.27

「俺は出ていく。ところで…」ジョシュ・ハート、自身のトレード裏話を語る

ジョシュ・ハートが、過去のブレイザーズ移籍について裏話を語った [写真] = Getty Images
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 2023-24シーズンが幕を閉じ、早くも来シーズンに向けた動きが活発化している。直近ではニューヨーク・ニックスブルックリン・ネッツのトレード成立が報じられており、ミケル・ブリッジズがニックスに加入することで話題を呼んでいる。

 NBAにおけるトレードは、自身が要求する場合などの例外を除き、本人にも急な知らせとなって降りてくるようだ。現在ニックスでプレーしているジョシュ・ハートは、ホストを務めるポッドキャスト『Roommates Show』で、自身が2022年2月にニューオーリンズ・ペリカンズからポートランド・トレイルブレイザーズへ移籍した際の裏話について語った。

「ブレイザーズへトレードされた時の話なんだけど、俺は前日の夜に知らされた。その時はトレードの詳細もわかっていなかったし、とりあえずシューティングに行ったんだ。着替えを終えて携帯を見ると、記者のツイートが目に入った。そこには『ペリカンズとブレイザーズがトレードについて協議中。CJ・マッカラムジョシュ・ハート中心のトレードになる』って書かれていたんだ」

 マッカラムは当時、デイミアン・リラード(現ミルウォーキー・バックス)とともにブレイザーズの主軸として活躍していたスター選手。SNSからトレードパッケージを知ったハートは、多くの選手を巻き込むものになると予感し、ペリカンズのロッカールームで若手選手たちにこう言い放ったという。

「俺は出ていく。トレードされるんだ。ところで、誰が俺についてくるんだ?誰かは知らないけど、お前らのうち誰かは俺と一緒にトレードされることになるぞ。覚悟しときな!」

 ハートは「俺は性格がひねくれてるし、そういう時こそ明るく振舞いたかった」と当時を振り返った。なお、現在ミネソタ・ティンバーウルブズで活躍するニキール・アレクサンダー・ウォーカーは、ハートとともにペリカンズからブレイザーズへ移籍した若手選手の一人である。

 6月27日(現地時間26日、日付は以下同)にはNBAドラフトが初日を迎え、7月1日にはFA選手との交渉が解禁となる。来シーズンに向けた動きが一段と加速するNBAのオフシーズン、ニュースの裏で起きていることを想像するのも一興かも知れない。

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