20時間前

Gリーグで自己最多31得点を挙げたブロニー「常に楽しむ気持ちを持ち、全てに感謝」

ブロニー・ジェームズがGリーグの試合で自身最多31得点を記録 [写真] = Getty Images
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 ロサンゼルス・レイカーズに所属しているブロニー・ジェームズは、1月25日(現地時間24日、日付は以下同)にNBA下部リーグにあたるGリーグの試合に出場。サウスベイ・レイカーズの一員として、ポートランド・トレイルブレイザーズの下部チームであるリップ・シティ・リミックスと対戦した。

 スターティングメンバーに名を連ねたブロニーは、35分間の出場で31得点2リバウンド3アシスト2スティールを記録。チームハイかつ自己最多となる得点を挙げ、スリーポイント成功率45.5パーセント(11本中5本成功)と攻撃力を大きくアピールした。

 試合序盤からアリウープや3ポイントで見せ場をつくったブロニーは、第3クォーターには自身よりも20センチ以上大きいセンターを相手に豪快なワンハンドダンクを決め、会場を沸かせた。

 試合は第3クォーター後半まで接戦が続いていたが、ブロニーのダンクをきっかけに流れをつかんだレイカーズがリミックスを突き放し、最終スコア122-110で勝利を収めた。試合後のインタビューに応じたブロニーは、今回の試合をどう位置付けるか問われると、以下のように答えた。

「自信を取り戻そうとしているんだ。これに尽きる。コートに出て、自分のプレーをする。プレーしている全ての試合から学びを得ようとしている。Gリーグでプレーしていない時はレイカーズの先輩たちから学ぶ。その学びを通して、自分らしさを確立しようとしているんだ。最近はそういった取り組みを続けている。今日の結果はとても嬉しいよ」

 リーグを代表するスーパースターである“キング”レブロン・ジェームズを父に持ち、同じチームでプレーをしているブロニー。その環境から過度なまでにスポットライトがあたっている状況について触れた記者に「楽しんでる?」と聞かれたブロニーは、次のように即答した。

「楽しんでるよ。バスケットボールをしている時はいつも楽しんでいるし、外に出て呼吸している時も、ただ歩いている時も、常に楽しむ気持ちを持っているし、全てに感謝している。のぼせることなく地に足をつけて、僕に与えられている全てのものに感謝するんだ」

 2023年の夏、ブロニーは南カリフォルニア大学での練習中に心肺停止で救急搬送された。一時はICU(集中治療室)に入るなど命の危険にさらされたブロニーが口にする“感謝”は、決して自身の生まれた環境やスーパースターの父親に限るものではないだろう。ブロニーの今後のさらなる成長に注目と期待が集まる。

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