17時間前

レブロン&ADによる優勝への野望…フロントの冬の補強策に不安を示す

トレードデッドラインが迫る中、レイカーズのフロントに不安を感じているというレブロンとAD [写真]=Getty Images

 現在、ウェスタン・カンファレンスの5位を確保し、プレーオフに向けてストレートインの権利を有するロサンゼルス・レイカーズ。だが、リーグ優勝をするほどの勢いがあるかと問われると疑問符が残り、レブロン・ジェームズアンソニー・デイビスはそんなチーム状況に物足りなさを感じている様子だ。

『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者によると、2月7日(現地時間6日)のトレード期限が迫る中、レイカーズの二大巨頭はフロントが冬のマーケットで戦力を大幅にアップグレードできるのかと、不安を抱いているという。

 レブロン、ADは今シーズンもレイカーズの象徴にふさわしい活躍を続けている。キャリア22シーズン目に突入したキングは、平均23.6得点7.7リバウンド8.9アシスト、スリーポイント成功率39.4パーセントという40歳とは思えない驚異のスタッツを記録。また、デイビスも平均25.6得点11.8リバウンド3.5アシスト2.2ブロックと好調で、得点、リバウンドでチームトップの成績を残している(スタッツは1月24日現在)。

 堅調なパフォーマンスでチームを支えるレブロンとデイビスは、レイカーズが優勝争いに食い込むべく、フロントに明確なアクションを求めているという。そして、両者はあと1人か2人、チームに有望なプレーヤーが加われば大きな成果、すなわちチャンピオンリング獲得を成し遂げられると信じている。

 背番号23は、1月20日(同19日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦に敗れた後、遠回しにロスターへの不満を露わにしている。

「俺たちにはミスをする余裕がない。これが今のチーム構造だ。完璧に近いバスケットボールをしなければならない」

 この意見にはJJ・レディックヘッドコーチも同意しており、ローテーションから1人欠けることの影響の大きさを嘆いている。これは、まもなく復帰予定のジェレッド・バンダービルトと、得点とリバウンドで信頼のおけるクリスティアン・ウッドを1試合も起用できていないことも影響していると思われる。

 レイカーズはこの冬、ブルックリン・ネッツとのトレードでドリアン・フィニー・スミスシェイク・ミルトンを獲得した。しかし、前者はシュート精度にムラが見え、いまだチームにアジャストしようとしている状況で、後者はローテーション外と、パッケージに見合った成果を得られていない。

 レブロンとADの期待に応えるためには、レイカーズが保持する2つのトレード可能な1巡目指名権が鍵を握る。また、ビッグ3を作り上げるためには八村塁やゲイブ・ビンセント、オースティン・リーブスなど、年俸4ケタドルの中堅プレーヤーをいずれか手放さなければならない。

 差し迫るデッドライン。レイカーズフロントは、レブロンとADを納得させる選手を迎え入れることができるのだろうか。

文=Meiji

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