2025.01.27
1月26日(現地時間25日、日付は以下同)。ブルックリン・ネッツのホーム、バークレイズ・センターではマイアミ・ヒート戦が行われ、アウェーのヒートが106-97でネッツを下した。
この試合のハーフタイムで、ビンス・カーター(元トロント・ラプターズほか)の背番号15の永久欠番セレモニーが開催された。2004年12月にラプターズからトレードで加入し、2009年6月までニュージャージー・ネッツでプレーした男は、レギュラーシーズン計374試合で平均23.6得点5.8リバウンド4.7アシスト1.2スティールをマーク。
ネッツでトップスコアラーを務めたカーターは、2006-07シーズンに1シーズンの球団最多記録(ABA時代は除く)となる2070得点(平均25.2得点)をたたき出し、2005年から3年連続でプレーオフへ出場し、2006、2007年は2年連続でカンファレンス・セミファイナルへ進出。
在籍約5シーズンで、カーターはフランチャイズ史上3位の通算8834得点とフィールドゴール成功3126本、同4位の3ポイントシュート成功638本とフリースロー成功1944本、同7位の1762アシスト、同8位の出場1万4157分と、複数の部門で球団史上トップ10に名を連ねてきた。
当時のチームメート、ジェイソン・キッド(元ダラス・マーベリックスほか)やリチャード・ジェファーソン(元ネッツほか)がメッセージを送り、会場にはカーターにとって少年時代のアイドルで、ABAニューヨーク・ネッツのレジェンド、ジュリアス・アービング(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)も駆けつけて祝福。
The seventh Nets jersey in the rafters—Vince Carter. pic.twitter.com/6lLzUChVcK
— Brooklyn Nets (@BrooklynNets) January 26, 2025
NBA歴代最長タイの22シーズンをプレーしたカーターは、昨年10月にバスケットボール殿堂入りを飾り、11月3日には背番号15がラプターズで球団史上初の永久欠番となったのだが、ネッツの永久欠番入りも格別だったようだ。
「私とその家族は、今回の永久欠番入りを本当にいつまでも大切にしていくことになります。この球団で7人目の永久欠番になるなんてとんでもないことです。(自分の背番号が)掲げられることを光栄に思います」
今回のセレモニーで、カーター(15番)は元同僚のキッド(5番)やアイドルのアービング(32番)、ドラゼン・ペトロビッチ(3番)、ジョン・ウィリアムソン(23番)、ビル・メルキオーニ(25番)、バック・ウィリアムズ(52番)に次いでネッツを代表する選手の1人となり、永久欠番の仲間入りを果たした。
現役時代にオールスターへ8度、オールNBAチームへ2度選ばれたカーターにとって、ネッツとラプターズの永久欠番入りはうれしかったに違いない。
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