ニックスの2選手が50年ぶりに先発入り／NBAオールスターゲーム2025 先発枠選定の詳細

■ウェンバンヤマとボールが惜しくも落選

　1月24日（現地時間23日、日付は以下同）。NBAは、2月17日にチェイス・センターで開催される「NBAオールスターゲーム2025」のスターターに選ばれた10選手を発表した。

　ウェスタン・カンファレンス、イースタン・カンファレンスのスターター枠に入った10選手は、ファン投票が50パーセント、現役NBA選手たちとメディアによる投票がそれぞれ25パーセントの割合を占め、その合計のウェイトスコアによって選出される。

　ウェストのフロントコート部門ではニコラ・ヨキッチ（デンバー・ナゲッツ）がファン（372万4344票）、選手（176票）、メディア（94票）でいずれも1位、ガード部門でもシェイ・ギルジャス・アレクサンダー（オクラホマシティ・サンダー）がファン（314万8883票）、選手（158票）、メディア（95票）で1位になり、どちらもウェイトスコア1.0で文句なしの選出。

　フロントコート残り2つの枠はレブロン・ジェームズがファン（333万9907票）で2位、選手（138票）で2位タイ、メディア（31票）で4位のウェイトスコア2.50。ケビン・デュラント（フェニックス・サンズ）がファン（316万6509票）で3位、選手（138票）で2位タイ、メディア（27票）で5位となり、ウェイトスコア3.25で先発入り。ガードではステフィン・カリー（ゴールデンステイト・ウォリアーズ）がファン（234万2126票）、選手（103票）、メディア（44票）でいずれも2位になってウェイトスコア2.0を記録した。

　ウェストで最も僅差だったのはフロントコート部門の3人目。デュラントのウェイトスコア3.25に対し、サンアントニオ・スパーズのビクター・ウェンバンヤマがファン（287万5321票）と選手（73票）で4位、メディア（71票）で2位になり、ウェイトスコア3.50だった。

2年目のウェンバンヤマが先発入り間近だった[写真]=Getty Images

　一方のイーストは、フロントコート部門のヤニス・アデトクンボ（ミルウォーキー・バックス）がファン（443万5266票）と選手（190票）で1位、メディア（95票）で1位タイのウェイトスコア1.0でトップ。

　残り2枠もボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムがファン（361万3835票）と選手（149票）で2位、メディア（95票）で1位タイとなってウェイトスコア1.75、ニューヨーク・ニックスのカール・アンソニー・タウンズはファン（320万3104票）と選手（123票）、メディア（91票）でいずれも3位を残し、ウェイトスコア3.0で順当なセレクト。

　そしてガード部門ではクリーブランド・キャバリアーズのドノバン・ミッチェルがファン（197万1218票）で2位、選手（116票）とメディア（82票）でどちらも1位になってウェイトスコア1.5、続いてニックスのジェイレン・ブランソンがファン（169万1755票）こそ3位ながら、選手（106票）とメディア（75票）でいずれも2位に入ったことでウェイトスコア2.5となって先発入り。

　ラメロ・ボール（シャーロット・ホーネッツ）はファン（242万1385票）でトップに立ったものの、選手（68票）で3位、メディア（3票）で7位に終わったためウェイトスコア3.0で落選。

ファン投票ではトップを死守したボール[写真]=Getty Images

　今年のオールスターゲームの先発枠で、2選手を送り込んだのはタウンズとブランソンが名を連ねたニックスのみ。このチームの2選手が球宴でスターター入りするのは、1975年のウォルト“クライド”フレイジャー、アール“ザ・パール”モンロー以来、実に50年ぶりのことだった。

　31日に発表されるオールスターのリザーブ枠で、先発入りを逃したウェンバンヤマとボールは選ばれるのか。初選出を飾る選手たちがどれだけ出てくるのかも注目していきたい。