2025.02.25
2月23日(現地時間22日、日付は以下同)。サンアントニオ・スパーズのグレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)が、今シーズン中にチームへ復帰できない見込みで、今後NBAへ戻ってくるかどうかも不確かな状態になっていると『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。
今年1月末に76歳を迎えたポポビッチHCは、1996-97シーズン途中からスパーズを率いていて、今シーズンで就任29シーズン目のベテランHC。スパーズ5度の優勝すべてで指揮を執り、最優秀コーチ賞に3度も選ばれてきた。
2023年にコーチとしてバスケットボール殿堂入りも飾っている名将は、レギュラーシーズン通算1412勝(851敗/勝率62.4パーセント)がNBA歴代トップで、プレーオフ通算170勝(114敗/勝率59.9パーセント)でも同3位にランクしている。
ただ、ポポビッチHCは昨年11月上旬に軽い脳卒中を発症していたと発表されており、チームから離れていた。同12月17日には球団を通して声明を発表。「回復に向けて努めている中、我々に寄せられたサポートの数々が最高だったことを、この場を借りてお伝えしたい。1人1人へ返事できればと思うが、家族と私はそのことに対して永遠に感謝すると伝えさせてほしい。我々は素晴らしいコミュニティ、スパーズの組織全体、そして家族や友人に感謝している」と発していたのだが、現時点で今シーズン中の復帰は厳しくなった。
スパーズはポポビッチHCの離脱後、ミッチ・ジョンソンAC(アシスタントコーチ)が暫定HCを務めており、23日を終えてウェスタン・カンファレンス12位の24勝30敗。
オールスタービッグマンのビクター・ウェンバンヤマが右肩の深部静脈血栓症と診断されたため、今シーズン残り試合を全休する見込みと発表される中、ディアロン・フォックスやデビン・バセル、ステフォン・キャッスル、ケルドン・ジョンソン、クリス・ポール、ハリソン・バーンズらが奮戦している。
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