2025.07.31

NBA史上初めて3P成功数1000本に達したのはデイル・エリス…歴代最短記録保持者は?

NBAで17シーズンをプレーしたエリス[写真]=Getty Images
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 NBAのレギュラーシーズンにおける通算3ポイントシュート成功数で、歴代トップに立つのはゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーで4058本。続いてロサンゼルス・クリッパーズのジェームズ・ハーデンが3175本で2位につけている。

 2024-25レギュラーシーズンでは、1チームが1試合平均で37.6本放って13.5本を決め、成功率36.0パーセントをマーク。平均試投数と成功数は過去最多だった。

 もっとも、この3ポイントが導入された1979-80シーズンは平均試投数2.8本、成功数0.8本に過ぎなかった。その後1994-95から1996-97までの3シーズンに3ポイントラインの短縮があり、フォワードの選手たちが繰り出す機会が増えたとはいえ、1チームの1試合平均試投数が20.0本に達したのは2012-13シーズンのことだった。

 今では165人もの選手たちがレギュラーシーズン通算3ポイント成功数で1000本に達しているのだが、『ESPN』によると、NBA史上初めて1000本成功をクリアしたのはデイル・エリス(元シアトル・スーパーソニックスほか)だったという。

 201センチ92キロのエリスは、1983年のドラフト1巡目9位でダラス・マーベリックスから指名されてNBA入り。1983-84から1999-2000まで17シーズンをプレーし、ソニックスでプレーした1988-89シーズンにはキャリアハイの平均27.5得点に4.2リバウンド2.0アシスト1.3スティールを残したスコアラーで、そのシーズンに3ポイント成功率47.8パーセントで平均2.0本を沈めた。

 レギュラーシーズン通算1209試合でキャリア平均15.7得点3.5リバウンド1.4アシストを残したエリスは、3ポイント成功数1719本でNBA歴代35位にランクイン。サンアントニオ・スパーズに所属していた1994年3月20日(現地時間19日、日付は以下同)のサクラメント・キングス戦、レギュラーシーズン通算784試合目で3ポイント成功数1000本に達した。

 現代NBAとは異なり、3ポイントがあまり重宝されていなかった1980年代中盤にリーグ入りし、1990年代に快記録を達成したのだから、エリスのシュート力は当時リーグ有数のものだったと言えるだろう。

 ちなみに、通算3ポイント成功数1000本のNBA歴代最短記録を保持しているのはダンカン・ロビンソン(デトロイト・ピストンズ)。マイアミ・ヒートでプレーしていた昨年3月18日のピストンズ戦でクリアし、通算343試合で達成している。

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