2025.07.31

今夏ポールらを加えたクリッパーズがロスター平均年齢33.2歳でNBA歴代最年長チームに

クリッパーズのハーデン(左)とレナード(右)[写真]=Getty Images
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 7月22日(現地時間21日、日付は以下同)。ロサンゼルス・クリッパーズは、制限なしFA(フリーエージェント)のクリス・ポールと契約したことを発表した。NBAキャリア20年を誇る大ベテランを加え、カワイ・レナードジェームズ・ハーデンを擁するチームはさらに強固なロスターを作り上げた。

 もっとも、40歳のポールを獲得したことで、クリッパーズのロスター平均年齢は33.2歳となり、2000-01シーズンのユタ・ジャズ(平均32.0歳)を上回り、ロスター平均年齢でNBA歴代最年長チームになったと『Yahoo! Sports』が24日に報道。

 今シーズンのクリッパーズは、40歳のポールを筆頭にブルック・ロペス(37歳)、ニコラ・バトゥーム(36歳)、ハーデン(35歳)、レナード(34歳)、ボグダン・ボグダノビッチ(32歳)、ブラッドリー・ビール(32歳)、クリス・ダン(31歳)と計8選手が30歳以上となっていて、そのうち6選手がNBAキャリア13年以上を誇るベテランチームとなっている。

 ベテランぞろいで選手層は厚く、豪華戦力を形成していることは間違いないものの、彼らが約6カ月間におよぶレギュラーシーズン82試合とその後に始まるプレーオフを戦い抜くことができるのかは気になるところ。

 では、これまでロスターの平均年齢で歴代トップに立っていた、2000-01シーズンのジャズはどんなシーズンを送ったのか。

 当時17年目のジョン・ストックトンと16年目のカール・マローンによる“ピック&ロール”を中心としたオフェンスを展開し、殿堂入りデュオをブライオン・ラッセルやドニエル・マーシャル、ジョン・スタークス、オルデン・ポリニスらが支え、ウェスタン・カンファレンス4位の53勝29敗をマーク。

 プレーオフではマイケル・フィンリー、ダーク・ノビツキー、スティーブ・ナッシュ率いるダラス・マーベリックスとのファーストラウンド(当時は3戦先勝)を2勝3敗で落としたことで姿を消していた。

 現在、3年連続でプレーオフ1回戦敗退を喫しているクリッパーズにとってはうれしくないデータだが、このチームにはイビツァ・ズバッツジョン・コリンズデリック・ジョーンズJr.も在籍しており、リーグ屈指の選手層を誇るだけに、今シーズンのクリッパーズがどれほど多く勝利し、どこまでたどり着くことができるか注目していきたい。

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