ポールがスパーズへ感謝「この1年がなかったら、今年プレーする機会はなかっただろう」

昨季スパーズでプレーしたポール[写真]=Getty Images

バスケットボールキング編集部

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　7月29日（現地時間28日）。今夏ロサンゼルス・クリッパーズへ加入したクリス・ポールが入団会見に臨み、かつて6シーズン所属した古巣へ復帰することについて「簡単な選択だった。本音を言っていいなら、僕は必要とされればどんな手段を使ってでもここへ戻ってプレーしたかった」と語っていた。

　キャリア20年目の昨シーズン。ポールはサンアントニオ・スパーズで平均8.8得点3.6リバウンド7.4アシスト1.3スティールに3ポイントシュート成功率37.7パーセント（平均1.7本成功）を残し、自身2度目のレギュラーシーズン82試合フル出場を果たした。

　スパーズ在籍は1シーズンのみだったものの、ポールは会見で「まずはスパーズへ心から感謝したい。サンアントニオで過ごしたこの1年がなかったら、今年ここへ戻ってプレーする機会はなかっただろう」と、スパーズへ感謝を口にしていた。

　ポールは2023－24シーズンをゴールデンステイト・ウォリアーズでプレー。ただ、昨シーズンの年俸約3000万ドル（現在のレートで約44億1000万円）が無保証だったため、昨年7月にウェイブ（保有権放棄）となり、その数時間後にスパーズとの交渉へ臨んで1年1100万ドル（約16億1700万円）で合意に至り、キャリア20年目をプレー。

　ビクター・ウェンバンヤマ、途中加入のディアロン・フォックスが後半戦で離脱したこともあり、チームはウェスタン・カンファレンス13位の34勝48敗へ低迷したものの、ポールは若手が多いチームで先発ポイントガードをこなし、貴重な経験を積んだということなのだろう。

　キャリア21年目の今シーズン。ポールはヒューストン・ロケッツ時代の元チームメート、ジェームズ・ハーデンのバックアップに入る予定。引退後のバスケットボール殿堂入りが確実視される偉大な司令塔が、クリッパーズ第二期で悲願のリーグ制覇を目指す。