2025.07.30

ピストンズでキャブズ時代の指揮官と再会したルバート「僕はクリーブランドで進化できた」

ホークスで昨季を終えたルバート[写真]=Getty Images
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 昨シーズン。デトロイト・ピストンズはイースタン・カンファレンス6位の44勝38敗を残して「NBAプレーオフ2025」へ進出。ニューヨーク・ニックスとのファーストラウンドを2勝4敗で落として敗退したものの、大躍進となった。

 6シーズンぶりのプレーオフ返り咲きを飾ったチームは、今夏シューターのマリーク・ビーズリーが試合及びプロップベットに関する賭博に関与した疑いで連邦当局から捜査を受けたため再契約を見送ったほか、ティム・ハーダウェイJr.がデンバー・ナゲッツ、デニス・シュルーダーがサクラメント・キングスへ移籍し、シモーネ・フォンテッキオがマイアミ・ヒートへトレード。

 それでも、チームはビッグマンのポール・リードと再契約を結んだほか、FA(フリーエージェント)戦線ではアトランタ・ホークスで昨シーズンを終えたキャリス・ルバート、サイン&トレードでダンカン・ロビンソンをロスターに加えた。

 ケイド・カニングハムジェイデン・アイビーアサー・トンプソントバイアス・ハリスジェイレン・デューレンが先発を形成する今シーズンのピストンズは、ベンチにマーカス・サッサー、ルバート、ロビンソン、ロン・ホランド2世、アイザイア・スチュワートらが控えている。

 ロスター最年長は33歳のハリスで、NBAキャリア14年を誇る。新加入のルバートはチーム2位のキャリア9年目を終えたウイングプレーヤーで、ピストンズは通算5チーム目となる。

 もっとも、ルバートにとってピストンズで指揮を執るJB・ビッカースタッフHC(ヘッドコーチ)はクリーブランド・キャバリアーズ時代に約3シーズンをともに過ごしてきた人物だった。7月29日(現地時間28日)のメディア応対で、コーチについてこう話していた。

「JBは僕のゲームにおいて異なる部分を引き出してくれた。クリーブランドへ行った時、ディフェンスをするように求められたんだ。それまで、僕はディフェンスしろだなんて求められることがなかった。けど、それが今では自分の強みの1つになっていると思う。クリーブランドで過ごしたことで、僕は選手として進化できたと思う。ディフェンス面だけじゃなく、オフボールでプレーすることもそう。こうしたことが僕のゲームを新たなレベルへ引き上げてくれた気がしている」

 新天地ピストンズで、ルバートはロビンソンとともにセカンドユニットのけん引役をこなすだけに、2シーズン連続でプレーオフ出場を目指すチームで多くの勝利に貢献したいところだ。

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