2025.08.20

昨季ペイサーズをNBAファイナルへ導いたリック・カーライルHCが複数年の延長契約

ペイサーズで指揮を執るカーライル[写真]=Getty Images
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 8月20日(現地時間19日)。インディアナ・ペイサーズは、リック・カーライルHC(ヘッドコーチ)と複数年の延長契約を締結したことを発表した。

 1997-98から1999-2000までの3シーズン、ラリー・バードHCの下でアシスタントコーチ(AC)を務め、2000年のNBAファイナル進出に貢献したカーライルは、その後デトロイト・ピストンズで2シーズン指揮を執った後にペイサーズの指揮官へ就任。

 2003-04から2006-07まで4シーズンをペイサーズで指揮を執り、2008-09から2020-21までの13シーズンはダラス・マーベリックスを率いて2011年に球団初優勝へ導いた。

 2021-22シーズンから指揮官としてペイサーズへ復帰すると、2023-24シーズンにカンファレンス・ファイナルへ進出し、昨シーズンは25年ぶりのファイナルへ導き、オクラホマシティ・サンダーと最終第7戦まで及ぶ激闘を演じた。

 サンアントニオ・スパーズのグレッグ・ポポビッチ(76歳)がコーチ職から引退し、今オフにトム・シボドーHC(67歳)がニューヨーク・ニックスから解任されたことで、65歳のカーライルはNBAの現役HCで最年長に。

 ペイサーズで計8シーズン指揮を執ってきたカーライルHCは、レギュラーシーズン通算338勝(318敗/勝率51.5パーセント)、プレーオフ通算41勝(34敗/勝率54.7パーセント)で、いずれもNBA加入後フランチャイズ史上最多勝利数を記録。

 今夏のFA(フリーエージェント)戦線でビッグマンのマイルズ・ターナーがミルウォーキー・バックスへ移籍し、司令塔タイリース・ハリバートンがアキレス腱断裂で今シーズンの全休が発表されているため、ペイサーズは戦力ダウンする見込み。

 それでも、パスカル・シアカムアンドリュー・ネムハード、アーロン・ニスミスら、昨シーズンにファイナルを戦い抜いた選手たちも在籍しているため、カーライルHCが束ねるペイサーズがイースタン・カンファレンス下位へ低迷すると断言するのはさすがに時期尚早。

 レギュラーシーズン通算993勝860敗(勝率53.6パーセント)を誇るカーライルHCは、今シーズン序盤にもNBA歴代11人目となる1000勝の大台を突破することが期待されている。

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