2025.08.30

「すべてが欲しいんだ」…ラプターズのスコッティ・バーンズが掲げた今季の抱負とは?

キャリア5年目に臨むバーンズ[写真]=Getty Images
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 2022年の新人王スコッティ・バーンズトロント・ラプターズ)は、キャリア3年目の2023-24シーズンに平均19.9得点8.2リバウンド6.1アシスト1.3スティール1.5ブロックを残し、オールスターに初選出された。

 24歳のバーンズは、201センチ102キロのウイングで、昨シーズンは主にパワーフォワードに入って平均19.3得点7.7リバウンド5.8アシスト1.4スティール1.0ブロックと、オールラウンドな活躍を見せた。

 ただ、ラプターズはイースタン・カンファレンス11位の30勝52敗へ低迷。3シーズン連続でプレーオフから遠ざかっており、新シーズンでプレーオフあるいはプレーイン・トーナメント出場争いへ参戦できるかは微妙。

 それでも、このチームにはバーンズを筆頭にRJ・バレットイマニュエル・クイックリーグレイディ・ディックといった選手たちがロスターにおり、先発センターのヤコブ・パートルと延長契約、ベテランのギャレット・テンプルとは再契約を締結。そして昨シーズン途中のトレードで加入した、平均20.0得点前後を計算できる元オールスターのブランドン・イングラムが今シーズンからデビューする。

 チームへの下馬評こそ高くないものの、バーンズは今シーズンの抱負を自身のYouTubeチャンネル“Yaboyscottie”でこう話していた。

「ベストを尽くすよ。僕は全部欲しい。すべてを勝ち獲ろうとしているんだ。プレーオフに出場したい。MVPになりたい。オールディフェンシブファーストチームにも入りたい。DPOY(最優秀守備選手賞)もそう。そのすべてが欲しいんだ。今年の僕らは素晴らしい成果を求めていく」

 NBAのアウォードに選ばれるためには、最低でもレギュラーシーズン82試合のうち65試合以上の出場が必須。そのうえで、個人成績もそうだが、チーム戦績でカンファレンス上位に入り込むことも優位に立つための条件となる。

 プレーオフ出場はチーム戦績によって左右され、MVPとDPOY、オールディフェンシブファーストチームは選手としてのパフォーマンスも重視されるため、バーンズの掲げた抱負は“限りなく高いハードル”なのは間違いない。そうした中で、どんなシーズンを迎えるかは見ものだ。

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