2025.08.31
昨シーズン。デトロイト・ピストンズは、JB・ビッカースタッフ新ヘッドコーチ(HC)の下、イースタン・カンファレンス6位の44勝38敗をマークし、プレーオフ出場を果たした。
6年ぶりとなったポストシーズンで、ピストンズは第3シードのニューヨーク・ニックス相手に2勝4敗で敗れてファーストラウンドで姿を消したとはいえ、カンファレンス・ファイナルまで勝ち進んだ相手に奮闘した。
そうして迎えた今オフのFA(フリーエージェント)戦線。ピストンズは3ポイントシューターのマリーク・ビーズリーへ違法賭博の容疑がかけられたことで再契約を見送り、ティム・ハーダウェイJr.(現デンバー・ナゲッツ)、デニス・シュルーダー(現サクラメント・キングス)が退団。
そこでチームはFAのキャリス・ルバート、ジャボンテ・グリーンと契約。さらにマイアミ・ヒートとのサイン&トレードでシモーネ・フォンテッキオを手放し、即戦力シューターのダンカン・ロビンソンをロスターに加えた。
ピストンズには昨シーズンにオールスター入りしたケイド・カニングハムを筆頭に、ジェイデン・アイビーやジェイレン・デューレン、アサー・トンプソン、ロン・ホランド2世、アイザイア・スチュワートといった20代前半のヤングコアが契約下にいるため、彼らが成長することで戦力は増強すると言っていいだろう。
8月28日(現地時間27日)に現地メディア『The Athletic』へ公開された記事の中で、ピストンズのバスケットボール運営部代表を務めるトラジャン・ラングドンは、若手を中心にしたチーム作りを優先していると語っていた。
「我々はこのグループの限界を見てみたい。彼らが成長し、ポテンシャルに達することを助けられる選手たちを(彼らの周囲に)置いていく。それが我々にとって可能な限り意識して務めていること。それは難しいことでもある。当然、成長を続けていきたいが、状況については把握している。我々としては彼らが成長し続けていくこと、少なくとも彼らの限界あるいはポテンシャルまで近づくことを望んでいる」
カニングハムやアイビー、デューレンといった若手の主力を支えるベテランとして、このチームにはトバイアス・ハリスがいる。今夏の補強でルバート、ロビンソン、グリーンが加入した。
2シーズン連続のプレーオフ進出を目指すピストンズが、ロスターをマイナーチェンジしたことでどう変わっていくのかは気になるところだ。
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