2025.09.30

アキレス腱断裂からリハビリを続けるテイタム「健康体になるまで、早く戻る必要はない」

メディアデー時のテイタム[写真]=Getty Images
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 2024年の王者ボストン・セルティックスは、今オフにドリュー・ホリデー(現ポートランド・トレイルブレイザーズ)、クリスタプス・ポルジンギス(現アトランタ・ホークス)、アル・ホーフォード(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)といった主力が退団し、戦力ダウンとなった。

 ホリデーとのトレードでアンファニー・サイモンズ、FA(フリーエージェント)戦線でクリス・ブーシェイやルカ・ガルザ、ジョシュ・マイノットを加え、ジェイレン・ブラウンデリック・ホワイトペイトン・プリチャードもロスターにいるとはいえ、トップスコアラーのジェイソン・テイタムを欠いて今シーズンを迎える。

 27歳のフォワードは、昨シーズンのプレーオフで右足のアキレス腱を断裂し、修復手術を受けた。約4カ月が経過し、先日ソーシャルメディアへ投稿された映像ではコート上でランニングやドリブルをついてシューティングをこなしていたとはいえ、この男が開幕からチームのエースとして出場することはできない。

 9月30日(現地時間29日)に行われたメディアデーで、テイタムはケガからの回復と復帰に関してこう話していた。

「プレッシャーはない。100パーセントの健康体になるまで、早く戻る必要はないんだ。最も重要なのは、自分がコートへ戻る時に100パーセントの状態まで回復して健康体になること」

 そのため、テイタムの具体的な復帰時期は未定。現在は軽いワークアウトを始めている段階で、今シーズン中なのか、それとも来シーズンに復帰かは決まっていない。

 ただ、テイタム自身の感触としては「今の僕はすごくいい位置にいる」とポジティブに語っていた。

「明日で約5カ月になる。長い道のりだった。コートに戻って、バスケットボールの練習に参加できるようになったことは、この旅路の中でも特に明るい瞬間の1つだった。コートに立ち、ドリブルし、練習できることは本当に気持ち良かった。なんだかまるで再びバスケットボール選手になったような感覚だったんだ」

 今シーズンのセルティックスは、ジョー・マズーラHC(ヘッドコーチ)の下、ブラウンやホワイト、サイモンズ、プリチャードらを中心に戦っていく。テイタムがどの段階で満を持して復帰できるかも注目していきたい。

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