2025.09.30

右肩の血栓症から完全復活を目指すスパーズのウェンバンヤマ「すべてが順調だね」

キャリア3年目を迎えたウェンバンヤマ[写真]=Getty Images
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 サンアントニオ・スパーズミッチ・ジョンソンHC(ヘッドコーチ)は、9月29日のメディアデーで、今年2月下旬に右肩の深部静脈血栓症と診断され、昨シーズン後半戦を全休したビクター・ウェンバンヤマの現状をこう話していた。

「ビクターに許可がおりた。彼は我々のメディカルスタッフとリーグから許可がおりたんだ。彼は調整を進めている。本当に良い状態にある」

 キャリア2年目の昨シーズンも、ウェンバンヤマは平均24.3得点11.0リバウンド3.7アシスト1.1スティール3.8ブロックと暴れ回り、オールスター初選出を飾っていた。

 フランス出身の21歳のビッグマンは、今夏「FIBAユーロバスケット2025」への出場を辞退。キャリア3年目に向けてトレーニングへ費やしてきたと話していた。

「この夏、僕ほどトレーニングをした人はいないと自信を持って言える。そして、今までで一番の夏を過ごせたんだ」

「すごく進歩していると言えるね。気分もいいし、見た目も強くなった気がしている。それに、体重計が体重増加を示している。だからすべてが順調だね」

 スパーズは昨シーズンにウェスタン・カンファレンス13位の34勝48敗に終わり、6シーズン連続でプレーオフ不出場となった。それでも、昨シーズン途中に元オールスターガードのディアロン・フォックスが加入し、新人王のステフォン・キャッスルハリソン・バーンズジェレミー・ソーハン、デビン・バセル、ケルドン・ジョンソンらがロスターにいる。

 さらに今夏の補強でビッグマンのケリー・オリニクとルーク・コーネット、新人のディラン・ハーパーとカーター・ブライアントらが加わり、戦力を増強させることに成功している。

 ウェンバンヤマを中心とした布陣で、スパーズは今シーズンに飛躍を遂げることができるのかは必見だ。

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