2025.09.11
NBAではこれまで、数多くのデュオがコート上を支配してきた。ポイントガードとパワーフォワードあるいはセンター、ガードとフォワード、ガードとガードなど、その組み合わせは複数あり、強烈なインパクトを残してきた。
では、プレー・バイ・プレー(試合状況の全記録)が導入された1996-97シーズン以降、NBAで最も多くのアシストを相棒へ記録した選手は誰なのか。『Crazy Stats』は、9月9日に興味深いデータをソーシャルメディアへ投稿した。
同メディアによると、レギュラーシーズンとプレーオフの合計で、最も多くのアシストを記録したデュオはサンアントニオ・スパーズで4度の優勝を経験したトニー・パーカーとティム・ダンカン。ポイントガードのパーカーは“相棒”ビッグマンのダンカンと15シーズンを一緒にプレーし、計1847本を記録。
レギュラーシーズンで長期離脱なくコート上で共演し、チームもプレーオフ常連となって多くの試合をプレーしなければ、多くのアシストを積み上げることはできない。驚異的なクイックネスと“ティアドロップ”と評されたフローターを持ち、ミッドレンジジャンパーも決めてきたパーカーは、“ビッグ・ファンダメンタル”の異名で知られたダンカンとハイピック&ロールで相手チームを悩ませ、ダンカンはバンクショットやフックショット、高い打点から繰り出すジャンパーなどで加点してきた。
『Crazy Stats』が公開した、1996-97シーズン以降、レギュラーシーズンとプレーオフにおいて最も多くのアシストを記録した選手とその受け手のトップ10は下記のとおり。オクラホマシティ・サンダーで8シーズンをプレーしたラッセル・ウェストブルック(現無所属)とケビン・デュラント(現ヒューストン・ロケッツ)が、もう少し一緒に共演していればトップに立つ可能性は十二分にあっただろう。
※以降チーム名は略称、カッコ内の数字は左側がレギュラーシーズン、右側がプレーオフ
1位 スパーズ:トニー・パーカー→ティム・ダンカン(計1847本/1533、314)
2位 ジャズ:ジョン・ストックトン→カール・マローン(計1817本/1572、245)
3位 サンダー:ラッセル・ウェストブルック→ケビン・デュラント(計1738本/1465、273)
4位 ウォリアーズ:ステフィン・カリー→クレイ・トンプソン(計1395本/1176、219)
5位 ウォリアーズ:ドレイモンド・グリーン→ステフィン・カリー(計1393本/1173、220)
6位 サンズ:スティーブ・ナッシュ→アマレ・スタッダマイアー(計1338本/1155、183)
7位 クリッパーズ:クリス・ポール→ブレイク・グリフィン(計1318本/1157、161)
8位 グリズリーズ:マイク・コンリー→マルク・ガソル(計1245本/1121、124)
9位 ホーネッツ*:クリス・ポール→デイビッド・ウェスト(計1188本/1120、68)
10位 ピストンズ:チャウンシー・ビラップス→リチャード・ハミルトン(計1160本/934、226)
*ニューオーリンズ・ホーネッツ→現ニューオーリンズ・ペリカンズ

3位に入ったウェストブルック(左)とデュラント(右)[写真]=Getty Images
2025.09.11
2025.09.11
2025.09.11
2025.09.10
2025.09.10
2025.09.10