2025.09.11
9月11日。「FIBAユーロバスケット2025」の準々決勝第4試合が行われ、スロベニア代表とドイツ代表が激突した。今大会6戦無敗のドイツを相手に、スロベニアは最大13点ものリードを奪い、リードチェンジ8回の激戦を演じるも、最終クォーターに17-29と主導権を握られ、最終スコア91-99で敗れた。
スロベニアを引っ張ったルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)は、試合開始から約2分でテクニカルファウルをコールされ、第3クォーター序盤で4つ目のファウルと、レフェリーのコールに苦戦。
「多くは言わない。でも試合が始まって2分くらいでテクニカルをとられたんだ。『カモン』と叫んだ時にね。けど誰であろうと、クォーターファイナルで起きちゃいけない。正直、レフェリーたちが何を考えていたのか分からないね」
「第3クォーター序盤に4ファウルになった。僕の人生で、こんなこと起きたことなんてなかった」
それでも、26歳のスーパースターは前半だけで22得点を奪って6点リードへ導き、試合全体で39得点10リバウンド7アシストの大暴れ。ユーロバスケットの準々決勝における、歴代最多得点記録を塗り替えた。
ドンチッチ率いるスロベニアは2017年大会で優勝も、これで2大会連続のベスト8敗退。今大会はオフィシャルバスケットボールルールのもと、7位で終えることとなった。
「僕は怒っていた。100パーセントね。最後のクォーターで、大事な局面でもっとうまくプレーできていたと思うし、正しい判断ができなかったんだ…」
試合後にそう悔やんだドンチッチだが、この大会を終えて「僕たちはスロベニアのために戦い抜いた。自分たちの100パーセントを捧げたんだ。みんなに敬意を表するよ。休むことだってできたかもしれないけど、僕らはどの試合も戦って、全力を尽くしたんだ」と、チームメートたちを称えていた。
準々決勝を終えた時点で、ドンチッチは大会トップの平均34.7得点、8位の8.6リバウンド、2位タイの7.1アシスト、1位タイの2.7スティールをマーク。
ユーロバスケットを終えたドンチッチは、今月30日(現地時間29日)からレイカーズでメディアデーに臨み、同日から新シーズンに向けたトレーニングキャンプで本格始動する。
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