2025.09.11

ドイツが接戦を制して準決勝へ…スロベニアはドンチッチが39得点も実らず

チーム最多23得点の活躍を見せたフランツ・ワグナー [写真]=fiba.basketball
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 9月11日(現地時間10日)にラトビアで「ユーロバスケット2025」決勝トーナメントの準々決勝が行われ、ドイツ代表(FIBAランキング3位)がスロベニア代表(同11位)と対戦した。

 ドイツは2点リードで迎えた第1クォーター残り3分22秒から0-7のランを献上。デニス・シュルーダー(サクラメント・キングス)とフランツ・ワグナー(オーランド・マジック)がフリースローで得点を重ねたものの、同1分28秒から連続得点を与え、21-32と11点のビハインドを背負った。

 ルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)を中心としたスロベニアに対し、第2クォーターに入っても追いかける展開が続き、70-74で第3クォーターを終了した。

 第4クォーターは開始からトリスタン・ダ・シウバ(オーランド・マジック)、マオド・ロー(BCジャルギリス/リトアニア)、アンドレアス・オブスト(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)の連続得点で逆転。残り4分12秒に試合をひっくり返されたが、シュルーダーの3ポイントシュートでリードを奪い返すと、99-91で逃げきった。

 準決勝に駒を進めたドイツは、ワグナーが23得点7リバウンド、シュルーダーが20得点7アシスト、ダニエル・タイス(ASモナコ/モナコ)が15得点9リバウンドを記録。チーム全体ではターンオーバーがわずか6個で、37本中30本のフリースローを得点につなげた。

 一方のスロベニアはドンチッチがファウルトラブルに陥りながらも39得点10リバウンド7アシストの活躍。アレクサンダー・セクリッチヘッドコーチは「おそらくこの大会で最強のチームに対し、試合をとおして彼らを圧倒したプレーは本当に素晴らしい。残念ながら勝利は逃しましたが、自信を持ってこの大会を終えられると思います」とコメントした。

 なお、ドイツは準決勝でラウリ・マルカネン(ユタ・ジャズ)を擁するフィンランド代表(同20位)と対戦する。

■試合結果
ドイツ 99-91 スロベニア
GER|21|24|25|29|=99
SLO|32|19|23|17|=91

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