2025.09.10
9月10日。ギリシャ代表チームが「FIBAユーロバスケット2025」の準々決勝でリトアニア代表を87-76で下し、準決勝へと駒を進めた。
「このチームにヤニスがいてくれて、私は非常に恵まれているし、ありがたく思っている。彼は常に正しいマインドセットを持っていて、とても謙虚なんだ。国のためにプレーし、チームメートたちのことが大好きでね。このチームにいる全員と同じく、彼も勝とうと努力している」
ギリシャ代表のバシリオス・スパヌリスHC(ヘッドコーチ)が語った“ヤニス”とはもちろん、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)のこと。30歳のフォワードは、準々決勝で29得点6リバウンド2アシスト4スティール1ブロックの大暴れで勝利へと導いた。
今年のユーロバスケットでここまで5試合に出場し、大会2位の平均29.8得点、4位タイの9.0リバウンド、3.6アシスト1.4スティールにフィールドゴール成功率70.2パーセントを誇るヤニスは、2022年のグループフェーズから数えて11試合連続で25得点以上を奪っている。
ユーロバスケットにおいて、11試合連続の25得点以上は歴代2位。アデトクンボの上にいるのは“ギリシャの先輩” ニコス・ガリスのみで、歴代最長となる19試合連続で25得点以上を残してきた。
ペイントエリアを制圧するアデトクンボだが、ペイントアタックを支えるミッドレンジジャンパーも見逃せない。昨シーズン、バックスの大黒柱は10フィートから16フィートのエリアから成功率48.8パーセントでショットを沈めてきた。
さらに、『BucksRealm』によると、ヤニスは昨シーズンにミッドレンジから44.2パーセントでショットを仕留めていて、その試投数283本はリーグ全体で5位にランクしている。今年のユーロバスケット5試合では、ミッドレンジから61パーセントの高確率で決め切っているという。最も警戒されるのはペイントアタックながら、ミッドレンジジャンパーを効果的に沈めていくことで、相手チームがこの男をスローダウンすることはさらに困難となる。
12日に準決勝でギリシャが激突するのは、今大会で7戦無敗のトルコ代表。試合中にアルペレン・シェングン(ヒューストン・ロケッツ)とアデトクンボがマッチアップすれば、大きな注目を集めるに違いない。
2025.09.10
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