2025.09.08

ラウンド16で37得点を奪ったヤニスをギリシャ代表の同僚が語る「支配的だった」

イスラエル相手に大活躍したヤニス[写真]=fiba.basketball
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 日本時間9月8日。ギリシャ代表チームが、「FIBAユーロバスケット2025」のラウンド16でイスラエル代表と対戦し、84-79で勝利して準々決勝進出を決めた。

 最大14点リードから点差を詰められたものの、イスラエルに一度もリードを許さない展開へ持ち込んだギリシャは、ヤニス・アデトクンボミルウォーキー・バックス)が今大会最多の37得点に10リバウンド1アシスト1ブロックの大暴れ。

 ミッドレンジジャンパーを皮切りに、ポストプレーでスムースな動きから鮮やかにフィニッシュすると、ファストブレイクから強烈なダンクをたたきつける。その後もチームメートとの合わせからクイックダンク、ボールプッシュからビハインド・ザ・バックで相手をかわしてボースハンドダンクを炸裂させるなど相手リングを強襲し続けた。

 30歳のフォワードは、29分4秒のプレータイムでフィールドゴール成功率78.3パーセント(18/23)と高確率にショットを決め続けて大会ベスト8入りの立役者となった。

 NBAで計3シーズンをプレーした経験を持ち、現在オリンピアコスBC(ギリシャ)に所属するタイラー・ドアシーは、代表チームでモンスタースタッツを残す“ギリシャの怪物”をこう語る。

「まさに支配的だった。今夜は相手が彼のことを止められなかったね。僕らは彼にボールを集め続けた。彼は彼の仕事をしたまでさ。世界最高の選手の1人がチームにいてくれてうれしいね。勝利をつかめて良かった。これから休養して、リトアニア戦に向けて準備していく」

 準々決勝で激突するリトアニアには、ヨナス・バランチュナス(デンバー・ナゲッツ)を筆頭にビッグマンたちがいるものの、アデトクンボが厄介な存在であることは間違いない。ドアシーは「FIBAとNBAの両方で、彼はアンストッパブルなのさ」と大黒柱を称えていた。

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